23年間の家庭教師生活で、
「なぜ塾では成績が上がらなかったのか?」
多くの生徒さんが教えてくれました。
もちろん…
単に“勉強しなかったから”という
生徒さんもいました
では、なぜ塾へ行っている時は
勉強をしなかったのに、
私が指導を始めると勉強するようになったのか?
それは声かけの違いもありますし、
生徒1人1人と向き合う量の違いも
あると思います。
私の理想とする塾の第1項目は、
「生徒1人1人としっかり向き合う」
ということです。
決して生徒さんが
“その他大勢にならない”ということが、
一番重要な事だと思っています。
勉強の解説は生徒全員に行っても、
その後のフォローは…
「この子は計算ミスが多いから」とか
「この子は文章題が苦手だから」とか
「この子はちゃちゃっと問題文を
読み飛ばす癖がある」からとか、
1人1人の性格を理解した上で
アドバイスを行います。
以前、家庭教師の生徒さんが、
「塾はいつも違う先生だから、
毎回、色々説明させられるんだよ」
とぼやいていました
子供達にとって、
“先生が自分のことを分かってくれている”
というのは、勉強のやる気に繋がる
大きな要因なのだと感じています。
大手塾は、何人もの講師がいて
多くの生徒さんを受け入れますが、
それでは私の理想とする塾には
なりません
やはり…全学年、
集団指導もマンツーマン指導も
すべて1人で指導を行い、
1クラス4~6人くらいの
少人数制塾にしようと思っています。
私の理想とする塾の第2項目は、
「生徒1人1人に合わせた指導が
出来る環境を作る」ということです。
集団指導クラス、個別指導クラスと
分けている塾はたくさんありますが、
回数や時期を自由に選べて、
受けても受けなくても良い
個別指導クラスはありませんよね
集団指導で大丈夫な部分は
集団指導クラス、
集団指導だけでは不十分な所は
個別指導授業というように…
基本は集団指導クラスだけを受け、
必要な時に必要な回数だけ
個別指導が受けられるような
システムにしたいと思います。
例えば…
同じ“因数分解の授業”を行っても
数学が得意な子は
すぐに理解するでしょうし、
数学が苦手な子は
「因数分解苦手ー」と
思うかもしれません。
「じゃあ、1回だけ
マンツーマン指導を受けよう」と
生徒さんに合わせて
指導回数が決められます。
また、集団指導は
【小学生】算数・論理国語
【中学生】数学・英語
だけですが、
「テスト前だけ、公民も教えて欲しい」
「今回のテスト範囲、“理科の地震”が
苦手なんだよなぁー」という時には、
マンツーマン指導が受けられます。
また、中学3年生は
“模試のテスト直し”に
是非、マンツーマン指導を
活用して欲しいと思います
模試は、受けるだけでは
何の成果も得られませんから…
私は長年家庭教師をしてきたので、
一応5科目全ての教科を
指導することが出来ます
そういう面では、
“模試の間違い直し”には
適任なのではないでしょうか?
私の理想とする塾の第3項目は、
「無駄な授業時間を極力減らす」
ということです。
うちの息子(大学2回生)が
高校生の時に、
「夏期講習や冬期講習って
ホント意味ない授業が多いんだよ」
と、言っていました
夏期講習や冬期講習は
どの塾も集団授業が多いです。
つまり…
“分かっている事でも、
再度、授業を聞かなければいけない”
これって、ホント
時間と費用の無駄だと思いませんか?
(塾にとっては稼ぎ時なのでしょうが…)
無駄な夏期講習や冬期講習に
お金や時間を費やすなら、
その分をマンツーマン指導にあて、
“出来ない所だけ
ピンポイントで学習する”のが
即!成績向上に繋がる方法だと思います。
もちろん長期休暇中も、
通常の授業は行います。
(応用学習と予習をします。)
ですが、夏期講習や冬期講習として
みんなが同じ授業を受けるのではなく、
個人に合わせて
“必要な所を必要な時間だけ学習する”
方式にしようと思います。
私の理想とする塾の第4項目は、
「しっかり復習を行う機会を設ける」
ということです。
各学年、週2回の指導日を設けようと
考えていますが、
(小学生1.5時間/1回、中学生2時間/1回)
それでは、2教科の授業だけで
終わってしまいます。
もちろん
宿題に復習プリントを出しますが、
その直しだけでは、復習が万全では
ありません。
そこで、月に1回日曜日に
プリント特訓デーを作り、
1ヶ月間の復習をガッツリ
行いたいと思います
小学生は午前中の2時間、
中学生は午後からの5時間
自由参加で、時間内であれば
何時に来て何時に帰ってもOK!
1ヶ月間勉強した範囲の中で、
自分が苦手だなーと思う所の
プリントを必死で解く
“主人が○付けして、私がチェック!
理解出来ていない所は
個別に説明する”という内容です
もちろん参加費は無料
(ホントは強制参加にしたいのですが、
人数が多いと丁寧に指導出来ないので、
自由参加制にします)
私の理想とする塾の第5項目は、
「授業時間内は目一杯学ぶ!」
ということです。
家庭教師でも、生徒に問題を解かせて
「分からない問題があったら聞いてね」
というスタイルの人もいますが、
私は指導時間内は、ほとんど解説しています。
理解出来たかどうか確認するために
問題を解いて貰う時も、
解いている過程をしっかり観察し、
何が足りなくて誤答となるのかを
見つけ出します。
これから始める塾でも、
○付けやプリント配りは主人の担当。
大手塾のように、
生徒が問題を解いている間、
指導講師が教室から離れたり、
○付けしたりはしません。
授業をしていない時でも、
生徒1人1人の問題を解く様子を
チェックして、
生徒さん達の理解度に合わせて
授業を進めていきたいと思います。
私の理想とする塾の最後の項目は、
「子供に寄り添う塾を目指す」
ということです。
「前の塾、男の先生だったから
怒ったら怖くて…
全く、質問出来なかった」
と言っていた生徒さんや、
「学校の担任が女の先生なんだけど
機嫌が悪い時が多いしヒステリックで…」
「宿題を忘れたら、
頭ごなしに怒鳴られて、
塾へ行けなくなった…」
という声をよく聞きました。
宿題が出来ていないから、
勉強が出来ないからといって、
大人が怒ったり、怒鳴ったりするのは、
子供のためではなく、
自分の感情が押えられないからでは
ないでしょうか?
大人が怒っても、怒鳴っても、
子供が勉強するようにはなりません
いくら怒られても、
やる気が出るわけではありません。
むしろ…逆効果ですよね
子供達のためを思えば、
たとえ出来ない事があっても
怒ったり怒鳴ったりするのではなく、
子供に寄り添い、ちゃんと話を聞き
良い所を見つけて伸ばす…
そんな指導を行っていきたいです。
子供が大好きで、
23年間家庭教師を続けて来ました。
これからも、その気持ちを大切にして
一歩づつ、理想の塾を築き上げていけたら…
と思っています
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