下克上はいつまで可能なのか?(学力差について…)

幼稚園の頃はみんな一緒だったのに、

就職する子、
専門学校へ行く子、
短大へ進学する子、
私立大学へ進学する子、
国公立大学へ進学する子…

息子の同級生は高校を卒業して、
みんなバラバラな人生を歩み始めました。



この違いは、
いつ頃から出来てくるのでしょう?




保育士をしている私のお友達は
「不良になる子は
幼稚園(保育所)の頃から
その片鱗が表われているグラサン
と言っていましたが、

差が出来てくる時期は、
何段階かに分かれていて、

悪い事ほど、
早く明確になりますびっくり



つまり…
“この子は
きっと大学へは行かないだろうな~”
という子のほうが、

“きっと偏差値の高い大学へ行くだろう”
という子よりも
早い時期に分かることが多い
ということです。



その理由は…
小学校の成績が下位なのか
中位以上なのかは、

やはり家庭環境によるところが大きいから
なのだと思います。



子供が宿題をやらなくても
親は知らん顔。

家で勉強を教えることもなく
学校任せ。

共働きであっても
塾へ通わすこともなく
子供は遊び放題。


そういう家庭環境では
子供の成績が良くなくても
仕方が無いと思いますショボーン



そして、その状態のまま
小学校を卒業すれば、
中学校以降で
成績を挽回することは至難の業。

「入れる高校がないっ煽りガーン
と焦っても、
時すでに遅し…
という場合もありますガーン



近年の大学進学率は約55%。
短大も含めると約60%。


家庭の事情などで、
大学へ進学できない場合も
あるでしょうが、

“学力的に大学進学は到底無理”
という子供さんは、

小学生の早い段階から
その片鱗が見えていることが多いですショボーン



一方で…小学生の時に
成績が中位以上の子供さん、
その後、どの段階で差がつくのかは
個人差があります。


まず、小学校5、6年生で
一歩抜き出る子達がいますニヤリ

中学受験に向けて
かなりの勉強量をこなし、
学習習慣がしっかり出来、

読書量が増え、
多くの知識を蓄え始める子達です。



その子達の大半は、
中高一貫校へ進学し、

大学受験まで
少し近道を歩むことになります口笛




次に、中学3年生頃。
一般中学であれば、
この時期にどれだけ頑張るかで、
進学する高校が変わってきますし、

中高一貫校生であれば、
高校の勉強がスタートし、
学力差が明確になってきます。



この時期に踏みとどまり、
(必死で頑張り)
何とか成績をキープ出来た子達が、


国公立大学や有名私立大を目指し、
高校後半からより高みを目指して
本格的な受験勉強をスタートします。



ここで考えることは、
小学校時代、同じような成績で、
同じ中高一貫校へ入学したのに、

上位と下位、
いつ差がついてしまったのか…
ということです。



開成中学や灘中のように、
生徒の大半が超難関大学へ
進学する学校は別にして、

中堅校であれば、
同じ中高一貫校生であっても、
進学する大学の偏差値は
大きく異なります。




どこまでならば、
(いつまでならば)
下克上は可能なのか…


(学校や今の成績にもよりますが、)
中高一貫校の場合、
高校1年の半ばで下位であれば、
その後、上位まで上がるのは
難しいかもしれませんショボーン


反対に言えば、
“まだ中学生であれば、
充分に下克上を目指せる”
だろうと思いますウインク



高校受験に関して言えば、
今、中学3年生であっても
充分間に合います。

今が偏差値40台であれば、
偏差値70の高校は
難しいかもしれませんが、

偏差値60の高校なら
頑張りようによっては
可能性があると思いますウインク

もちろん…
ただガムシャラに勉強しても
成績がアップに繋がるかどうかは
別問題なので、

“この科目のこの分野が苦手”とか
“国語は古典だけ勉強し、
後は暗記科目で点数を稼ごう”とか
現状を分析して、
的確な戦略を立てる必要があります。

(子供自身でやるのは難しいです。
塾の先生か親が手伝うのが
良いと思います)



そして…
高校3年生での下克上は
ほぼありません汗

特に中堅以上の中高一貫校では、
ほぼほぼ不可能でしょうショボーン


成績の良い子が
高校3年生で手を抜くのは
あり得ないし、

そう簡単には、
追い抜かせてはくれません汗



一般高校でも
国公立大を狙っている子は、

高校1年2年生でも
きっちり定期テスト前に勉強し
基礎が出来て、
すでに良い順位をキープしているので、

高校3年生から勉強を頑張り、
順位が大幅アップする子は
本当に希です。

(もちろん…1年間浪人して
ガッツリ受験勉強し、
「大幅に偏差値が上がった」
という話は聞きますが…)


つまり…
個人差が広がる時期はマチマチですが、

下克上を目指すなら、
中学3年~高校1年生まで。

当然、
“ガムシャラに勉強を頑張れる”
ことが前提ですウインク

(下克上を目指すためには
相当な努力しなければなりませんから)




そして一番大切なのは…

下克上を目指さなくても良いように!?

“中学1年生から
(出来れば小学5年生から)
定期テストではちゃんと点数を取る”
習慣を身につけることですね照れ


コメント

  1. 春待月 より:

    いつもためになるブログをありがとうございます。

    実は、息子が小学校の算数のクラスで、上級クラスから中級クラスに変更になり、親子でとてもショックを受けました。

    私は、息子が楽しく勉強出来るならどのクラスでも良いと思っていましたが、息子は上級クラスに戻りたいと、毎日涙ぐみながら勉強しています。

    息子には、中級クラスと上級クラスの狭間で中級クラスになったのだから、今の3倍勉強しないと、上級クラスになってもまたすぐに戻されてしまうと話し、上級クラスのトップになるつもりで頑張ろうと言っています。

    今が息子にとって、ガムシャラに勉強出来る良い機会と捉え、一緒に進もうと思います。

    お勧めの問題集も、ありがとうございました。
    yuyu先生のお言葉を胸に、親子で頑張っていきます。

    • yuyu yuyu より:

      こんにちは~
      息子君、頑張ってるのですね(^^)
      クラス落ちはショックだったと思いますが、それが勉強量が増えるきっかけ、自分から勉強するきっかけになったようですから、長い目で見ればプラスに作用したのではないでしょうか(#^.^#)

      クラス落ちは塾へ行っていれば、大半の子供達が経験すること。その後の考え方が、この先の伸びに繋がると思います!

      頑張れ~っ!!!!!

      メッセージをありがとうございます(^-^)v

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