“やる気がある子供”の母親にみられる共通点

私は30年以上前から家庭教師をしています。
(実質稼働年数は約24年)

近年は“やる気がある子供”が少ないと
いわれますが…

家庭教師を始めた30年前にも、
私が子供の頃にも…
やはり“やる気がない子供”はいましたショボーン



“やる気がある=勉強が出来る”
ではありませんが、

やる気がないのに勉強が出来る子は
いないでしょう。



“やる気がある”ことは、
勉強が出来るようになる上で、
必須の条件であるといえるでしょう。


そして、
勉強はやる気があるけど、
“他の事は一切やる気がない”という子も
ほとんどいません。

進学校は部活動も盛んな学校が多いように、
勉強が出来る子は、
色々な事に興味を持つ子が多いです。


では、どういう性質の子が
“やる気のある子供”に育つのでしょう?

それはやはり…
“素直な子”が多いですねーチュー



幼少期、親に
「○○ちゃん、これをやってみる?」
と言われ、

「うん、やってみるーにっこり」と
素直に色々やってみた結果、

楽しい事をたくさん見つけて、
やる気のある子供に育つのでしょう。



そして、そんなやる気のある
素直な子供に育てたお母様には、
いくつかの共通点があると思います。




まず、論外な親は…
“子供に無関心である”親ですねガーン
(まあ~
教育関係のブログを読むようなお母さんには
いないと思いますが…)




共通点としてあげられる1つ目は、
「感情的になる回数が少ない」


親も人間ですから、
“感情的になることが全くない”
という人はほとんどいないでしょうが、

比較的情緒が安定していて、
感情的になることが少ないお母さんが
多いと思います。


お母さんが精神的に安定しているということは、
夫婦仲が悪くないからでしょうし、
円満なご家庭が多いでしょう。

そういう環境で育った子供さんは、
お母さんと同じように精神的に安定していて、
物事に集中出来るのだと思います。


反対に、
「どうして勉強しないのよー、
塾や家庭教師もただじゃないのよー、
何のために高いお金を払ってると思ってるのーむかっ
と、お母さんがガンガン怒っている場合、

いつも「はぁーぼけー」とため息をつき、
どことなく投げやりな感じがする
子供さんも多いですショボーン



2つ目は、
「お子さんを褒めて育てている」


幼い子供さんは、
頭で考えて行動するよりも、

“こうすれば、こうなる”と
パターンを学び、
それによって行動します。

((言い方は悪いですが)
イルカの調教のようなものかもしれませんびっくり


子供はお母さんが大好きですから、
“こうやれば、お母さんが喜ぶ”
“こんな時は、お母さんが嬉しそうな顔をする”
ということに、とても敏感です。

「僕が頑張ったら、
お母さんがとっても喜ぶドキドキ
そう、子供が認識すれば、
自ずと頑張るようになるでしょうウインク


反対に怒られる回数が多いと、
「頑張っても頑張らなくても、
やっぱり怒られるんだ…不満」と認識し、
頑張る意欲をなくしてしまいます。



3つ目は、
「結果だけでなく、過程も見ている」


結果だけを見て、
一喜一憂する親御さんは多いですが、

物事には必ず、
結果に至るまでの過程があります。


たとえ結果が良くても、
それまでの過程がいいかげんだと、
次は同じような良い結果にならないかも
しれません。

反対に、結果が悪くても、
それまでの過程でコツコツと頑張っていたのであれば、
次は良い結果になるかもしれません。


しっかりと、
お子さんの日々の様子を見て、
結果だけに振り回されない事が大事だと思います。




4つ目は、
「子供の意見を尊重しつつ
親の意見もはっきり言う」



私が子供の頃や、
家庭教師を始めた頃に比べて、
親御さんが大きく変ったと思うことは、

“子供の意見を尊重する親が多くなった”
ということでしょうか…


私が子供の頃は、
“親が塾へ行けというから塾へ行く“
“親が家庭教師を付けると決めた”
ということが多かったように思います。

今の親御さんは、
「子供に聞いてみます。」とか、
「子供がどうするか決めるまで
待って貰えますか?」などと言う事が多いです。


確かに、無理矢理、勉強させたり、
無理矢理、塾へ行かせるのは良くありません。

嫌々勉強しても、
全く身につきませんから…


ですが、
小学生の子供さんには、
“将来のためにどうすればよいのか?”
なんて判断は出来ません。

判断出来るとしても、
“宿題をしないと、
明日学校の先生に怒られる”くらいの
近々の事くらいですニヤリ



なので、小学生の子供さんには
将来の爲に、より良い道を選択するように、
親が上手に誘導してあげる必要があります。

“親の意見を強いる素振り”を全く見せず、
あたかも“勉強することが当たり前である”

かのように…

上手にお子さんを誘導することが出来れば、
まず、第一段階は大成功だと思いますねニヤリ


そのためには、
親も子供と一緒に読書をしたり、
お子さんの爲に料理を頑張ったり…

“お母さんの素晴らしい背中”を
見せる事も大切でしょうおねがい


お母さんが飲み歩いてばかりでは、
「どーして僕だけ
勉強しないといけないのー?怒り
と、まだ幼いうちは思うでしょうからニヤリ


「お母さんは学生の頃、
しっかり勉強したんだから…
今は遊んでも良いのよっグラサン
今は、あなたが勉強する番なの。」

これが通じるのは、
子供がしっかりと勉強の大切さを認識出来る
高校生以降だと思いますねー爆  笑




5つ目は、
「ブレない子育てをしている」

これが一番難しいかもしれませんが…


“「ゲームは1日2時間」と決めたのに、
注意するのが面倒なので、
やっぱり好きなだけさせている”とか

“テスト結果では怒らないと約束したのに、
やっぱり見たら怒ってしまう”とか

“悪い点を取ってきたら
子供以上に落ち込んでしまう”とか

“成績が下がったら、学校の先生や
塾が悪いんじゃないかと言ってしまう”とか…



育児や家庭学習において自信が持てず、
言ってることが二転三転してしまったり、
落ち込んだり、
周りのせいにしてしまうお母さんがいます。

もちろん、お母さんにとって
育児は初めての事ですから、
迷ったり悩んだりすることでしょう。

ですが、それをお子さんに見せるのは
あまり良くないと思います。



お子さんにとっての司令塔であるお母さんが
右往左往してしまったり、
コロコロと言うことが変ると
子供さんは勉強に集中出来ません。


私は仕事柄、
お母さんに色々と相談を受けますが、

そんな時…
「お子さんの事を一番良く分かっているのは
お母さんですから、もう少し自信を持って下さい。
お母さんがデーンと構えていないと
お子さんは不安な気持ちになりますよ。」と
話をします。


お子さんがやる気満々で
目標に向かって突き進めるのは、

司令塔であるお母さんが
バシッと進む道筋を示してくれるからです。



5つの共通点を書きましたが…

前述のように、
昔と比べて、最近のお母さんは
お子さんの意見を尊重し、
優しくお子さんに寄り添ったお母さんが
多いように思います。

とっても良い事だと思いますが、
もう少し、昔の“肝っ玉母ちゃん”のような
要素があっても良いのかな?と感じます。


昔は、

服を泥だらけにして帰ってきても
「大丈夫だよー、洗えば落ちるからびっくりマーク」とか

子供が悪い点を取って落ち込んでいても、
「次、また頑張れば良いよびっくりマーク」とか

大丈夫びっくりマーク、大丈夫びっくりマークと言って
子供を育てているお母さんが
多かった気がしますが、


最近は、“親子一体型”と言いますか…
子供と感情を共有し、
子供との距離がかなり近いご家庭が多いようです。

それが悪い訳ではありませんが、
時には、“客観的に子供をみる”、
“経験値の高い親として的確にアドバイスする”
“何があっても大丈夫と余裕をみせる”ことも
大切かもしれませんね!



理想は、
サザエさんのふねさんのような
お母さんでしょうか?照れ
(私自身は、さざえさんタイプだと思います爆  笑

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