子供任せの勉強では、なぜ成績が上がらないのか?

私は、初めて家庭教師へお伺いした時、

どのご家庭でも、
1時間程の面談を行います。

その時、必ず話をするのが…
「家庭教師の1番重要な仕事は
何だと思いますか?」

という事!



皆さんは、何だと思いますか?




「そりゃ~、
生徒に分かりやすく
勉強を教えることでしょ?」
って、思いますよね。

もちろん、
それも…とても大切な事です。

ですが、それが家庭教師の
“1番重要な仕事”ではありません。



私が思う家庭教師の1番重要な仕事は、
“勉強をマネージメントする事”です。


例えば…
歌も上手で、演技も上手い
超~イケメンの佐藤健さん♥

“恋つづ”の天童先生、
はまり役でしたよね~(*^o^*)

“るろうに剣心”も、又然り。


とても有能なマネージャーさんがいて、
“佐藤健という役者に合う役柄”
“俳優としての商品価値が上がる役柄”
を、選んでいるのだと思います。



いくら佐藤健さんが
有能な役者さんであっても、
自分で、スケジュールを管理したり、
自分で、はまり役を探したりまでは
出来ないですよね。

有能なマネージャーさんが付くことにより、
ますます佐藤健さんを一流の俳優さんに
押し上げているのでしょう。




つまり…
同じように才能や素質があっても、
マネージャーの采配により、
大きく花開く場合もあれば、

“つぼみのまま
開花しない場合もあるかもしれない”
ということです。




子供さんの学習も同じです。

同じように能力があっても、
“どこの塾へ行くか、
どんな家庭教師が付くか
ご家庭でどんなサポートをするか”
によって、
やはり成績が変わってきます。



私がどのように
生徒の勉強をマネージメントしているのか?
というと…


例えば、
新5年生の生徒さんがいるとします。

まず、最初の面談で、
4年生のテストを見せて貰います。

ほとんど90点以上であれば、
4年生の応用問題からスタートします。

つまり、
基本問題は出来ていると判断して、
飛ばします。


そして、
応用問題があまり出来ない単元のみ、
基本問題も指導します。


もちろん、
今まで塾へ行っていたか否かでも、
どこからスタートするかが異なります。



各々の生徒さんの今の学力や、
得手不得手に合わせて、
どのテキストの、どの単元、
どのレベルから始めるか…
変えるということですね。

また、進捗状況を常に把握し、
不得手な部分を何度も解かせたり、

今までの学習習慣や、
子供さんの性格に合わせて、
宿題の量や、宿題に出す科目、
問題集の難易度を変更します。



例えば…
自分で落ち着いて
問題を解くことが出来る生徒さんは、

“私と一緒に学習したことが
理解出来ているかどうか”

確認するための宿題を多くして、
基礎的な宿題を少なくします。



ですが…
まだ、あまり落ち着いて
一人で学習出来ない子供さんの場合は、

“私と一緒に学習したことが
理解出来ているかどうか”
確認するための問題は、

次回の家庭教師時に
一緒に解くようにして、
宿題は基礎的な問題を多くします。



このように、
テキストや、解く問題の種類や数、
宿題に至るまで…

生徒さん個々の力量に合わせて、
また、成長に合わせて、

常にベターであるように
マネージメントするわけです(^_-)

(目指しているのは、
ベターではなくベストですが…)



家庭教師でも…
家にある問題集を最初から解かせて、
間違えた所だけ教える。

前回、何をしたか覚えていない。
宿題はいつも決まったパターンで出す。
というような場合もあるようですが、

私の個人的な意見としては、
“それでは高いお金を払う価値がない”
と思いますね(´д`)



塾の場合は…
当然、一人一人の生徒さんに
合わせることは難しく、

塾によって、
やり方や方針が違うでしょうから、

お子さんの性格や、
今の学習状況、
目指す中学や高校に応じて、

しっかりと吟味した上で選ぶことが
大切だと思います。



当たり前の事ですが…
「○○ちゃんが入塾して成績が上がったから、
うちもこの塾にしよう」
などという理由で塾を選択した場合、

かなりの確率で、
上手くいかないことが多いです(>o<)




“○○大学○名 合格”
“○○中学○名 合格”
などという塾の宣伝も、

特に、
成長の個人差が大きい小学生の場合、
“選択の基準にしないほうが良い”
と私は思いますね!



高校生の場合は、
それを指標に塾を選ぶのも
一つの手かもしれませんが…




そして本題。

“子供任せの勉強では、
なぜ成績が伸びないのか?”



それは、子供は子供だからです。



出来る事を好んでやる。
楽しい事を好んでやる。
面倒なことは後回し。
嫌なことはやりたくない。
しんどい思いはしたくない。

早くゲームをしたい。
早くテレビを見たい。
早く漫画を読みたい。



子供だから、そう思って当然です!



大人でも、面倒だからと、
お弁当にスーパーのお惣菜を入れたり、
(それは、私です…)

夕食に、
唐揚げや焼き鳥を買ってきたり、
(それも、私です…)

ちょっとでも楽をしたい
しんどいことはしたくないと
思うのですから…


まだ幼い小学生がそう思うのは、
当たり前ですよね(^▽^)



つまり…
“子供がやりたい勉強と、
今、やる必要がある勉強は違う”

ということです。



小学生、中学生の半ば頃までは、
親がしっかりと
子供の勉強をマネージメントして、


中学生半ば以降…

「自分で、
今やるべき事を的確に選択出来る能力
身につけ、

それを、
“しんどくても辛くても出来る精神力”
を養う」

それが、
良い成績を生む勉強方法だと、
私は思います(*^o^*)



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