新学期が始まりましたね
私の小学生の生徒さんは、
新5年生と、新6年生になりました
身体測定やクラス係を決めたり…
今は授業の進みもゆっくりですよね。
この時期、ご家庭では、
どんな勉強をすれば良いのでしょうか?
中学受験で合格を掴むために
(塾任せではなく…)
ご家庭で出来る事は何なのか?
(高校受験にも当てはまることも
あると思います)
春期講習から、
塾ではどんどん算数の先取り授業を
行っていますよね。
難関中学を目指している子供さんは
かなり難易度の高い算数にも
チャレンジしていることでしょう。
もちろん私も、
線対称や点対称を教え、
難問にも取り組んで貰っています
国語の読解問題も
根気よく指導しています
確かに…
算数の出来不出来や、
国語の読解力の有無は
受験の合否を左右する大きな要因です。
それらの力が定着するには、
かなりの労力と時間を要しますし、
多くの時間を割き、
日々コツコツと継続して学習する
必要があります。
しかし、忘れがちなのが…
理科、社会の存在です
社会は(夏休みにでも)
グワ~っと覚えれば、
何とかなりますが、
理科は意外と厄介だったりします
5年生の振り子の問題…
“紐の長さが長いほど
往復する時間も長くなる”のは
しっかり覚えていても、
“じゃ~一定の時間内に
往復する回数が多いのはどっち?
(速いのはどっち?)”を、
忘れていたりします…
5年生の川の流れの問題…
“カーブの外側が流れが速い”のは
しっかり覚えていても、
川底の図を選ぶ問題で
間違えてしまったりします…
天秤の使い方を忘れていたり、
顕微鏡の使い方を忘れていたり…
「うっそぉ~
教えたときには完璧に出来てたのに、
今はどうしてこんな状態に…」と、
絶句させられることもしばしば
中学生の理科においても同様ですが、
理科は単元毎に異なる内容なので、
学習が終わると綺麗さっぱり忘れる
こともあるようです
このような状況をどう回避するか?
それは、
定期的に復習するしかありません
夏休み、冬休み、春休み~この時期、
私は1年に3回、
理科全般の復習を行います
そして、
「振り子を忘れているな…」と
思えば、その単元を再度説明し
記憶を蘇らせます
もちろん、生徒さんによって
どこを忘れているのかは異なるので、
一度、全部のまとめをやらせてから
出来ない部分をあぶり出します。
(ご家庭だと…
理科の問題集を使用し、
前回間違えた問題を解かせて
確認するのも良いと思います)
理科の総復習が必要なのは、
新小学6年生、
新中学1,2,3年生です。
(小学4年生までの理科は、
内容も簡単なので、
新小学5年生以下の子供さんは
理科をやるよりも、
算数や国語に時間をかけるべきだと
思います)
もちろん、
春休みからこの時期にかけて、
前年度の漢字の総まとめも行います
結構忘れていることも多く…
(新種の漢字を開発したり)
毎年、大笑いさせられます
そして、
全ての漢字が書けるようになるまで、
テストし、宿題に出します
(1回目間違えた漢字は3回ずつ、
2回目は5回ずつ、3回目は7回ずつ…
だんだん書く回数が増えていくので、
生徒さんは必死で覚えようとします)
小学5年生以上は
指導時間中に漢字を教えるのは
時間がもったいないので、
普段は自己学習に任せていますが、
年度末に出来ていない場合は、
大量に宿題に出し、
頑張って覚えて貰います
小学4年生以下は、
理科の代わりに、
計算問題に力を入れます
計算問題も、漢字を覚えるのも…
やればやるほど速くなります
「では…公文に通わせよう~」
と思うお母さんもいらっしゃるかも
しれませんが…
公文の一番のメリットは、
“数を解く(大量の問題をやる)”
ことだと思うので、
充分、家でも対応出来ます
そして、
“家で計算問題をするメリット”も、
あります
それは…違う種類の問題を
同時にやらせることが出来ること
私は生徒さんに宿題を出す時、
“1日分として
かけ算1ページと割り算1ページ”
という風に、
異なる種類の計算を同時に出します。
そうすることによって、
子供が”計算方法の違い”を
ちゃんと認識出来るようになります。
かけ算は…割り算は…と
自分の頭でちゃんと考えて
解くようになります
大量に問題を解かせて、
身体で覚えさせるのではなく、
“考えて解く方法を身につける”
というやり方ですね
それが…
ケアレスミスを減少させることにも
繋がっていると思います
公文云々より…
私は小学3年生までは
塾へ行かせる必要はないと思いますし、
(ご家庭でサポートする時間があれば…)
今まで20年以上家庭教師をしてきて、
「幼い頃から塾へ通った成果だなぁ~」
と実感したことは…
ん~ ほとんどありません
塾へ通わせて、
先取り学習をしてきた子よりも、
多くの本を読んでいたり、
家でコツコツ計算や漢字の学習を
してきた子供さんの方が、
成績の上がりが早い場合も多々あります。
大半は…
“小学3年生までの塾は、
良くも悪くも
その後の成績に何ら影響がない”と
私は思います
であれば…
高いお金と時間を費やして
塾へ行くよりも、
ママと一緒に家で遊んだ方が、
良好な親子関係を築けるのでは
ないでしょうか
またまた、
話が脱線してしまいましたが…
高校受験をする中3生さん、
そろそろお尻に火を付ける時期です
夏休み中盤からは、
部活が終わったスポーツ少年少女達が
怒濤の追い上げをしてきます。
上位校を狙うなら、
今から頑張りましょう~
今年も…
頑張れ 受験生
コメント