我が家の息子は、
公立中高一貫校の高校3年生です。
中学3年生までは、塾へ行かずに、
家で勉強を教えてきました(^^)
小学校低学年の頃…
「母さん、明日漢字のテストがあるよ」
「じゃあ、テスト範囲教えてくれる?
平仮名を紙に書くから、
それを見ながら、
別の紙に漢字を書いてね。
分からない漢字は教科書を見ながら、
5回づつ書いて覚えてね(^_-)」
「うん、分かった」
しばらくして…
「母さん、全部覚えたよ!」
「じゃあ、テストしてみよう。
母さんが言う漢字を書いてみて…」
もちろん、
全部書ける事は、ほとんどありません。
「じゃあ、間違えた漢字は、
また5回づつ書いて覚えてね(^_-)」
「うん、分かった!」
しばらくして…
「母さん、もう完璧に覚えたよ!」
「じゃあ、もう一度テストしてみよう」
ここで全部書ければ上出来!!
まだ間違うことも、よくありました(T-T)
その時…気づいてしまいました。
“この子は、記憶力が良い方ではない”
という事に…(>o<)
そして、小学校中学年の頃…
算数のハイレベル文章題を
1年遅れで解かせていました。
「これは、こんな風に考えるんだよ!
分かった?」
「ん~、もう一回説明して!」
「いいよ、じゃあもう一回説明するね。
これは、こういう風になるんだよ。
分かった?」
「ん~分かった気もする。」
その時…気づいてしまいました(>o<)
“この子は、理解力も良い方ではない”
という事に…
私は息子を生んだとき、
すでに、何年も家庭教師をしており、
多くの生徒さんを見ていました。
つまり…
比べてしまうんですね。
同じ方法で漢字を覚えさせても、
もっと早く覚える生徒さんもいましたし、
同じ方法で算数を教えても、
もっと早く理解する生徒さんもいました。
うちの息子は、中の中。
いわば、”超~凡人”です(^^)
それに気づいた私は…
“出来るだけ丁寧に勉強する方法を
幼い頃から身につけること”
を心がけてきました。
前述の漢字の勉強でも…
「じゃあ、全ての漢字か書けるまで、
何度もやろう~(^^)」と言って、
今度は、違う順番で平仮名を書き、
それで覚えさせました。
全ての漢字か完璧に書けるようになるまで、
何度でも…
そして、
なかなか覚えられなかった漢字は、
次の日にも復習しました(^_-)
算数でも同じです。
算数の応用問題は、
土日にしかしなかったので、
なかなか解けなかった問題は、
次の週にも、また復習し…
それから、
新しい問題に進むようにしました。
こういう方法で、
小学校4年生までやってきたので、
当然、
先取り学習など出来るはずがなく…
1冊の問題集を終わらせるので
やっとでしたね…
大吉君が”超~凡人”なのは
勉強面だけでなく…
サッカーも4才から習っていましたが、
飛び抜けて上手ではありません。
一緒にサッカーをしていたお友達は、
今も、プロチームのユースで活躍し、
先日プロ選手と一緒に
遠征へ行っていました(゚ロ゚)
お習字も4才から習っているんですけど、
すごい賞は一度も取ったことはありません。
一緒に習っていたお友達は、
全国で金賞を受賞していました(゚ロ゚)
中学生の頃、
駅伝のメンバーに選ばれたくて、
朝夕、陸上部に混じって練習して
ようやく末席で選ばれました。
が、同じサッカー部のお友達は、
全く練習せずに
2位で選ばれていました(゚ロ゚)
そう~
何に関しても”超~凡人”なんです(・∀・)
以前も…
「○○君は本当に頭が良いんだ。
だって、
毎日あれだけ部活でサッカーしてて、
塾にも行ってなくて、
家庭教師もしてなくて、
それで、
僕と10番しか違わないんだよ!
僕なんか、
サッカーも我慢して、
毎日遅くまで塾で勉強してるのに…」
と言っていました(@^▽^@)
いるんですよね…
そういう子供さん。
人よりずっと、
記憶力が良く、理解力がある。
そういう子が、
努力をすると凄いです!!!
成績の上がるスピードが半端ない。
破竹の勢いで伸びていきます。
ですが、中には…
そういう能力を持っているが故に、
成績が悪い子供さんもいます。
「えっ? そんな子いる?」
と思ったお母さん。
実際に、いるんですよね…
つまり…
小学生でも学校の授業を聞くだけで、
勉強が出来てしまった。
中学受験も、
塾で授業を聞くだけで、
あまり勉強せずに受かってしまった。
なので、
努力をすることを学ばすに、
中学生になってしまった訳です。
いくら能力があっても、
知らないことは出来ません。
IQ180の天才幼稚園児でも、
聞いたこともないドイツ語は
喋れないですよね…
同じように、
いくら潜在能力が高くても、
中学生になれば、
多少の勉強はしなければならない。
そして、高校生になれば、
もっと勉強をしなければならない。
ですが…
今までほとんど勉強してきていないので、
どうやってコツコツ勉強するのか分からない。
小学生までの間、
“やらなくても出来てしまった”ことが、
裏目に出てしまった子供さん、
何人か、相談に来られたこともあります。
“超~凡人”のうちの息子。
彼にとって、
努力することは当たり前!
なぜなら…
自分は凡人であり、
“何事も努力しなければ、成し遂げられない”
と知っているから…
本人曰く…
「僕は自分が馬鹿だとも、
賢いとも思わない。
そして、
努力することが辛いとも思わない。
それは、
僕にとって当たり前の事だから…」
…………………。
賢く生んであげれなくて…
ごめんね(。・_・)
だけど…
“人一倍努力できること”も、
母は才能だと思います。
そして、何より…
“自分が凡人だと気づいていること”が
素晴らしいと思います。
なぜなら…
凡人が天才に勝つすべがあるとしたら、
“自分が凡人であると認める”
ことが大前提だと思うから…
そこからが、
スタートだと思うから…
今、高校3年生の息子。
旧帝大の法学部を目指して、
一生懸命勉強しています。
高校へ入ってから、
好きなサッカーも我慢し、
遊ぶ量も減らし、
ずっとコツコツ勉強してきました。
一度も…
「勉強が嫌だ、
もう勉強やりたくない!」と
言ったことがありません。
毎日…
機嫌良く、勉強し続けています。
決戦まで、
あと残り3ヶ月。
超~凡人の底力を見せて欲しいと
母は思います☆彡
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