生徒さんを教えて感じることは…
語彙力が欠如している子供さんが
年々増えてる〜(>o<)
「先生、
“途方に暮れる”ってどういう意味ですか?」
「えっ!?
“鍵を失くして、途方に暮れた”とか
聞いたことない?」
「ないです~」
「先生
“虫も殺さない”ってどういう意味ですか?
人も虫も殺したらダメって事?」
……………
「いやいや………違うけど…」
また、言葉の意味は分かるけど、
使って文章を作る事が出来ない
場合も多いです。
「”御眼鏡にかなう”を使って
文章を作ってみてね。」
「ハイ!
“僕は御眼鏡にかなわれました”」
いや…なんか変だし…
でも、受け身なのは
ニュアンス的に正解なのか???
こういう事は、多々あります(ToT)
文章を書いても、
「これは誰の話? 主語は?」
「えっ? 場面がとんでない?」
「長すぎて、どこで切るのか分からない」
などなど…
基本に基づいた文章を作る事が難しい
お子さんもいます。
ゲームをする時間が増えた事や、
読書を好まない子供さんが増えた事が
原因だと思うのですが…
それは時代の流れでもありますしね。
でも…
ゲームに興じていても、
あまり読書をしなくても…
日常生活での、
お母さんのちょっとした工夫で
語彙力はぐっとアップ
すると思うんです(^^)
《その1》
幼少期から、日常的に、
難しい言葉や、ことわざを
“わざと”使う。
例えば…
「遠足の自由時間の予定を
クラスで話し合ったんだけど、
みんなバラバラに話して、
全然決まらなかったよ。」
と子供が言った時、
「それじゃあ、
“船頭多くして船山に登る”だね。
まとめ役を一人決めた方がいいね。」
と言う。
「テストの日程が、
来月に変更になったんだって(゚ロ゚)」
と子供が言った時、
「えっ、それは”寝耳に水”だね。」
と言う。
夕食後、食器が食卓に残っている時、
「また、コップ片付けてないの?
何度注意しても、
あなたには…
“馬の耳に念仏”
“暖簾に腕押し”
“柳に風”だね〜(`へ´)」
↑この、”ことわざ三連発攻撃!” は、
私が息子にいつも言ってました(;^^)
こんな風に、日常的に
ことわざや慣用句を使うことにより、
言葉が自然に頭に入るし、
使い方も覚えます(^_-)
《その2》
子供さんが学校の出来事を話す時、
内容が分かりにくい事ありますよね…
「その話、面白いね〜。
“誰が、何を、どうした”という
文章に直したら、
聞いた人がもっと笑ってくれるかも!?
お母さんが言ってみるから、
その通りもう一回言ってみて(^^)」
と、正しい文章に直して、
繰り返させる。
これは、あまりやると嫌がられるので、
1日1回までですね(;^^;)
《その3》
毎日、3~5行くらいの日記を書かせて、
自分の書いた文章を音読して貰う。
音読する事により、
自分の文章を客観的に見る事が出来、
どこが不自然か、
自分で気づく事が出来るようになります。
(最初は気づかなくても、
続けるうちに、分かるようになりますよ)
もちろん1番良いのは、
良い文章を多く読む事です(^_-)
ですが…
読書をしなくても、
これらの事を続ければ、
ずいぶんと語彙力が上がると思いますよ!
コメント