小学生の子供さん達、
学校から通知表を貰いましたか?
私の生徒さん達も、
「先生
通知表を貰ったよ」と
嬉しそうに見せてくれました
毎年のように
親御さんから言われるのが…
「あんなに算数のテストが良かったのに、
Bがあるなんて…」とか
「国語の読解の評価が
納得出来ないです…」とか…
通知表へのちょっとした不満です
小学生の通知表は、地域により
通知表、通信簿、あゆみ、かがやきなど、
名称が異なります。
また、学校によって評価基準が異なり、
場合によっては、
評価する担任の先生によっても、
多少の差があると思います。
中学生からの順位がつく成績とは異なり…
“Aが一個多かったから、
この子の方が優秀”
“◎が3個少ないから、
この子の方が出来が悪い”などと、
その評価で、
成績の優劣が分かるものではありません。
通知表は、成績を証明するものではなく、
「お子さんは
こんなに出来るようになりましたよ」
「お子さんは
こんなに頑張りましたよ」
あるいは、
「お子さんは
もう少しこれを頑張って下さいね」
「ここを補強すれば
もっと良くなるかも…」
という、
学校から保護者への連絡事項だと
考えると良いと思います
とはいえ…
親としては通知表の内容が
気になりますよね~
息子が小学生の時も、
「僕は◎が○個だったけど、
ゆうき君(仮名)はAが○個だった…」
と、お友達と比べているのを、
複雑な気持ちで聞いていました
今となって一つ言えることは、
“小学校の通知表の◎の数と
大学受験は、何の関係もない”
ということですね
小学校の頃から神童と呼ばれて、
東大理三へ行く子も
確かにいるでしょうが…
それは人並み外れた頭脳の持ち主か、
中学生、高校生で
人並み外れた努力をしたからでしょう。
通知表は…
“△(C)がある場合は、
その科目を特に頑張りましょう。
それ以外は、
この調子で頑張りましょう。”
くらいに大らかに受け止めるのが良く、
◎の数を数え、
以前の通知表やお友達と比較して
一喜一憂するのは
あまり意味がないことだと思います
担任の先生からの一言は
書いてありますか?
係やクラブの事しか記載がない場合も
ありますが、
学校によっては、
お友達との良いエピソードや長所などを
しっかり書いている場合もあります。
私はいつも
その部分を読むのが楽しみですし、
読めば必ず…
「○○ちゃん、凄いね~
お友達にお勉強を教えてあげたんだね」
と、褒めます
どんな通知表であっても、
子供が1年間頑張って学校へ通った証ですし、
“学校へ1年間通い続けたことが凄い“
と、思いませんか?
小学生は、身体も心もまだ発展途中です。
大人であれば、
「あ~今日は何かやる気が出ないけど、
仕事だから行くしかないなぁ~」と
半分諦めて 仕事へ行きますが、
子供はそこまで精神面が
しっかり出来ていないので、
少し嫌なことがあると、
学校へ行き渋ることがよくあります。
親が、
「行きたくないときもあっただろうに、
1年間よく頑張ったね~」と
子供の気持ちに寄り添うことが、
精神的に安定し、
強い子に育つのではないでしょうか?
通知表は学校での様子や
学習面の達成度などを
親へお知らせしてくれるものであり、
“通知表だけで、
今後の成績は判断できない”
と思います。
「約束した◎の数には足りなくて、
持って帰るのが嫌だった」
「怖くて、お母さんには
まだ見せていないんです…」
「◎が1個減ったので、ゲームを
取り上げると言われましたぁ~」
そう~話す子供さんもいます
通知表…
◎の個数よりも、
出席日数に注目してあげてください。
クラブや委員会を頑張ったことに
注目してあげて下さい!
1年間、よく頑張りましたよね~!!!
是非とも、お子さんを褒めるツールとして
使ってあげてくださいね~
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