過去問を制する者が受験を制す?

今回のご質問は過去問のことです。

最近、過去問に取り組み始めたのですが、よく他の方のブログなどで「過去問用のノートを作る」というのを聞いたことがあるのですが、それってどういう風に使うのですか?
うちは今まで模試などの直しは、模試の問題用紙や解答用紙に色ペンなどで解き直し、4科目まとめて1回分ごとポケット状のファイルに入れて閉じていました。
正直、解き直した模試を再度見直すってことはなかったです。

過去問用にノートを作るということは、見返したり、何度も解き直した方が良いのでしょうか?わたしの考えでは、二度と同じ問題は出ないのだから、解き方をしっかりおさえて、あとは問題の傾向さえ掴めれば、同じ学校の同じ問題を何度も解く必要性がよくわからなくて。

過去問の取り組み方、ノートの作り方、ファイリングの仕方、回数などなど、いろいろ教わりたいです。よろしくお願いいたします。




今回は、
過去問についてのご質問を頂きました照れ

ありがとうございます~ドキドキ



“過去問用のノート”というのは、
人によって多少中身は違うと思いますが、

過去問を解いて
出来なかった問題をコピーして貼り付け
再度解かせたり、

過去問用ノートに解いた解答を
どこをどのように間違えたか
再度確認するためのものだと思います。



ご相談者さんの場合であれば、
模試でまちがえた問題を
解答用紙に色ペンなどで解き直し、

「この問題は理解に時間がかかったから
もう一度解く必要があるなあ~

問題をコピーして”模試用のノート”に
貼り付け、
一週間後に再度解かせてみよう照れ

こうやって出来上がるのが、
“模試用ノート”ですね!

(もちろん、言葉通り
“過去問ばかりの解答を書いていく
ノート”の場合もあるかもしれませんが…ニコニコ



模試や過去問を1度だけ
解き直すので良いのか、

それとも、
二度三度解き直す必要があるのか…

それは受験までの残り時間や
他の科目との兼ね合い、
お子さんのタイプなどによって
考えなければなりません。


確かに、
二度と同じ問題は受験にはでないでしょう。

ですが、
“同じタイプの問題”は出題されます。



重要なのは、
“一度解き直しただけで、
ちゃんと身についているのかどうか?”
ということです。

一度解き直すことで、
解き方をしっかり押えることが出来て、
類似の問題もスラスラ解ければ、

また同じ問題を解くことは
時間の無駄だと思います。


ですが、
一度だけしか直しをしなければ、
一度の直しで身についているかどうか
確認することが出来ませんショボーン


もちろん、模試の結果などから、
身についているのかどうかを
判断することも出来るでしょうから、

それによって、
間違い直しの回数を考えるのも良いと思います。



《ファイリングの仕方》は、
私もご相談者さんのように
4科目まとめて1回分ごと
ポケット状のファイルに入れていましたね爆  笑

ファイルは実施日順に並べ、
ファイルの表には模試の名前と
実施日を書いたラベルを貼り、

重要だと思う問題があれば、
模試の問題用紙に付箋を貼っていました。



《ノートの作り方》は、
息子の時は結構適当で…笑い泣き

やる必要があると思う問題を
その都度、コピーしてノートに貼り、
解かせていましたね。

生徒さんの場合は、
学年や性格によって異なりますが…

小学生は、(特に男の子)
自分ではちゃんとしたノートを作る事が
出来ないので、

ノートを作らず、
問題集をコピーして解かせることが
ほとんどです。



私は生徒さんとマンツーマンなので、
間違えた問題は
一問一問しっかり解説します。

なので、
どの問題をどのように間違えたかは
ほとんど頭に残っています。

「前回は何が理由で間違えたかな?」と
ノートを見直す必要がないので、
“過去問用ノート”も
“模試用ノート”も作成しません。
(高校受験をする中学生は別です)



(参考になるかどうかは分かりませんが爆  笑
私が中学受験する生徒さんに
行っている方法は…

まず、受験用の問題集は
必ず二部づつコピーします。

2回通りしても、
まだ習得が怪しい問題は、
コピーした問題文を切り取り
(下に解答が書いてあるので…)

ルーズリーフなどに貼り付けて
解いて貰ったりしますニヤリ


過去問も同様に、
コピーして使用します。

間違えた問題は、
私が解説をした後、
計算用紙などに解いて貰います爆  笑



私は中学受験をする小学生の生徒さんには
ノートを作らせることがありません。

理由は…

・(前述のように)間違えた理由は
 私が覚えているから。

・小学生は自分でノートを作る事が難しいから。
(私の指導しているご家庭は、
親御さんは、ほぼ勉強にノータッチなので)

・ノートを作る時間がもったいないから。

この3つです。



ですが、間違えた問題には 
しっかりチェックしておき、

最低でも2回、
難易度が高い問題は3、4回
解き直すこともあります。
(ルーズリーフや計算用紙に…てへぺろ


宿題に出す場合は、
コピーしたものを
ルーズリーフなどに貼り付ける
こともあります。



過去問に取り組む場合、
そのやり方も重要ですが、

一番考えないといけないのが
“過去問をやる時期”です。


あまり早くやりだすと、
2月の勝者のオーシャン金子さんの
ご家庭のようになってしまいますガーン



私はおおよその目安を、
“算数の全範囲を応用問題まで
2回通り出来てから”にしています。

なので、生徒さんによって
過去問を始める時期が異なります。



よく…
「何月頃から過去問を始めると良いですか?」と
ご質問を受けますが、

過去問を始める時期は、月ではなく、
お子さんの仕上がり具合をみて、
考えるのが良いと思います。


今年の夏休み、
夏期講習の助っ人へ行った時に
塾の責任者の方が

「昨年、良く出来る生徒に
過去問10年分やらせたら、
もうどんな問題が出ても怖くない~と
言ってましたね。」
と、話していました照れ

(高校受験前の中学生ですが…)



そうなんですよね~
基礎から応用問題まで
かなりクリアしている生徒さんには、

過去問をガンガンやらせることが
自信と経験値になりますウインク



ですが、
まだそこまで学力が追いついていない

生徒さんにとっては、
過去問を解くことが自信を失うことに
なりかねませんショボーン


また、過去問に時間を取られすぎて、
弱点を強化する時間がなくなることも
あります。


過去問は使い方によっては
大きな武器となりますが、
使い方を間違えると
無駄な時間を費やしてしまう
“諸刃の剣”なのかもしれません。

私が今指導している生徒さんは、
受験用の問題集2回目が8割くらい
終了しました。

9月後半から、
2回目間違えた問題を再度やりつつ、

本格的に過去問に取り組んで行こうと
思っています。

(すでに適性検査の問題には
着手していますニヤリ) 


中学受験をする小学生さん、
これからが本番です!
一緒に頑張りましょう~(*^o^*)

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