出来ることはメリットだけど出来ない事はデメリットではない

会社にも色々な人がいます。



口は立つけれど、
文書を書くのは得意じゃない人。

出張費用精算書を出すのは遅いけど、
得意先のフォローはマメにする人。

口は悪いけれど、
部下思いの情に厚い人。



どれも完璧な人なんて、
ほとんどいませんニコニコ

(私も完璧からは程遠い人間です笑い泣き



でも、
足りない部分は注意されながら…

また、
他の社員と補い合いながら…
会社は成り立っています口笛



大人でも、そんな感じですから…
子供に出来ないことがあっても、
それは当たり前だと思いませんか?



でも…
「先生、出来てるところは、
言わなくてもいいですから、
どこが出来ていないのか
それを教えて下さいニコ

というお母さん、
結構いらっしゃいます汗



もちろん、
出来ていないところを補強して、
少しでも弱点を減らすことは、
勉強において大切なことです。



ですが、実際…

「学校の授業レベルの問題であれば、
スラスラ解ける力はありますが、
中学受験に必要な応用力となると、
これからですねウインク
特に算数は…」

などと答えると、
すごくショックな表情で、

「今までの勉強はなんだったんでしょう」
と、嘆かれることがありますガーン



「いやいや、お母さん。
国語や社会は
とても良く出来てますから…

あとは、理科や算数を
頑張りましょうおねがい

と話をしても、
お母さんの表情は晴れませんあせる



今、出来ていないことがある事は、
お母さんにとっては、

“すご~く、ショックな事”
なんですよね…ショボーン



“出来ていないことを、
悪い事のように捉えてしまう”
お母さんがほとんどです。



じゃあ、
「あとは算数と理科を頑張るだけですね爆笑
先生宜しくお願いしますびっくりマーク

なんて…返事が返ってくることは、
ほとんどありません爆  笑



ですが、考えてみて下さい。

何もかも完璧に出来るなら、
塾も家庭教師も必要ないと
思いませんか?



出来ないことがあるから、
塾や家庭教師を頼むわけで…



今、完璧に出来ないことは
当たり前なんですよね照れ



他の子供のことであれば、
大らかに見ることが出来るけれど、

“こと、我が子の事に関しては、
完璧を求めてしまう親御さん”
多い気がしますえーん



もちろん、
その気持ちもよく分かりますウインク



ですが…
“まず、
出来るようになったことを重視する”

「○○ちゃん、
国語出来るようになってきたって、
先生褒めてたよ~飛び出すハート

あとは、もう少し算数の応用問題を
練習すれば良いって照れ

と、出来たことは
ちゃんと認めてあげて、

出来ていないことは、
これからの課題だと、

“ポジティブに受け止める”
ことが大切ではないでしょうかチュー



私は小学生や中学生に
勉強を教えることは出来ます。

それ故に、
家庭教師という職業に就けた
わけですから、

私にとって大きなメリットです。



ですが、数学は数Ⅰまで。

数Ⅱ数Ⅲは高校へ置いてきたので、
教えることは出来ませんガーン



でも、
それがデメリットだとは思いません。

大学入試まで家庭教師をしたいと思えば、
今から数Ⅱ、数Ⅲを
勉強すれば良いことですし、

今から勉強するのは大変だと思えば、
大学受験生を教えなければいいんですから…

(もちろん、私は後者ですてへぺろ



“出来ないことを深刻に受け止める”
のではなく…

“出来ない事は、これからの課題だびっくりマーク
よしっ! 頑張って行こ~グー

と、ポジティブに受け止めることが、
親子のモチベーションアップに
繋がるような気がしますラブ




それから…

子供が出来るようになると、
親は「もっと出来るんじゃないか?」
「もっともっと成績があがるんじゃないか?」
と思うことが多いようです。

私の生徒さんでも、
「先生、
時間数をもっと増やすことは可能ですか?
せっかくここまで成績が上がってきたので、
もっと上に行って欲しいんです…」
と、言われるお母さんがいます。


というか…
大半のご家庭が、
最初は、週2回1時間半ずつだったのが、
週2回2時間ずつになり、
週3回2時間ずつになり…

しまいには、
3時間を希望される場合もあります(゚ロ゚)



最初は、
「授業についていけるようにお願いします。」
とお願いされていたのに、

半年後には…
「先生、最近ずっと90点代だったのに、
今回80点代を取って来てしまいました…」
と、お母さんが泣きそうな顔で
訴えて来られることもあります(;^^;)



授業について行けるように…から、
“授業についていけるのは当然!!”

テストで良い点数を…から、
“いつも90点代は当然!!”

クラスでトップの成績を…から
“トップクラスの成績は当然!!”

学年で1番に…から
“学年で1番は当然!!”



そうして、
学年で2番に落ちようものなら、
天地がひっくり返ったかのような!?
騒ぎになってしまう…

そういうご家庭もあります(ToT)



“這えば立て、立てば歩けの親心”
なんですよね~


たしかに、気持ちはよく分かります。



ですが、どんなに頑張っても
人間の走る速さが
光の速度を超えられないように、

ある一定の期間において
学習出来る量には限りがあります。



もちろん、
3年、5年、10年などの
長期スパンで考えれば、

かなりの知識量を詰め込むことが
可能でしょう。



ですが、
3ヶ月でこれだけ成績が上がったのなら、
もう3ヶ月あれば同じだけ伸びるんじゃないか?

1回1時間半の家庭教師で
これだけ伸びたのなら、
1回3時間にすれば
倍量伸びるんじゃないか?

それは、難しいです…(ToT)


勉強量にも、
適時適量があると私は思います。


たしかに…
中学受験をする6年生や、
高校受験する中学3年生、
大学受験をする高校2年生や3年生は

寸暇を惜しんで勉強する時期ですし、
なりふりかまわず勉強することを
お薦めします。



ですが、その勉強量を
小学4年から6年生までずっと、
あるいは、
中学3年間ずっと行うのは
かなり苦しいですよね~



親御さんは、
まず子供さんが出来るようになったことを
最大限に褒めてあげて、

そこから、また下がってしまわないように
地盤を固める。

その後、
そこから次のステップに進む方法を考える
のが良いのではないでしょうか?




出来ない事ばかりを重視し、
今の位置より上ばかりを見て、

お子さんのお尻を叩き続けるお母さんも
いらっしゃいますが…

それでは、お子さんの負担が大きく
可哀想な気がします(ToT)




「出来ない事があることは当たり前。
どこまでも登り続けられるわけじゃないんだ。」

そう考えることも、
育児をする上で大切なんじゃないかと
私は思います(*^o^*)








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