昨夜、息子が面白い事を言っていました
(息子は公立中高一貫校の高校3年生です)
「学校や塾の授業を受けても、
僕の頭には全く残っていないんだ…
ちゃんと聞いてるつもりなのに
僕って頭が悪いのかなぁ~」
「それは、
授業が理解出来ないってこと?」
「ううん、理解は出来てると思う。
だって、授業を聞きながら
“なるほど!”って思うから」
「ふ~ん、
それって最近のこと?」
「いや、中学生からずっとだと思う。
どんな授業内容だったのか、
ほとんど頭に残っていない
先生の雑談は記憶に残ってるけど…」
「でも、勉強出来てるでしょ?
それはどうして??」
「それは、
高校1年までは母さんが教えてくれたし、
それ以降は、
自分で勉強してるからだと思う…」
「…………。
自己分析してみて、
その原因は、何だと思う?」
「僕の記憶力が悪いのかなぁ~
それと…学校の先生の授業や
塾の先生の授業が頭に残らないのは、
同じ授業を何度もしていて、
説明が単調だからじゃないのかな?
母さんは、マンツーマンだし、
『ここ大事よっ 分かった?』って
凄い圧で喋るから、
覚えてるのかも…」
確かに…
それもあるかもしれません
「母さんが思うに…
それは普通だし、
みんな同じだと思うよ」
「えっ?そうなの?
でも良く覚えてる子もいるけど…」
「それには、秘訣があるんだよ」
息子の学校は、
中学生から7時間授業。
50分×7限=350分
1日6時間弱の授業があります。
6時間講義を聴いて、
全て記憶に留めるなんて、
超人技です
(中には出来る人間も
いるかもしれませんが…)
普通の能力では、
まず出来ないでしょう~
物事を理解し、記憶するためには、
インプットとアウトプットの
両方の作業を行う必要があります。
6時間インプットばかり行っても、
1日経てば、ほとんど忘れています。
授業が身につくために必要なのは…
24時間以内に行う
アウトプットの作業なんですね。
小学校の先生は、
授業で教えた算数の問題を
その日の宿題に出しますよね
それをやることが
アウトプットの作業となります。
(先生の授業を回想しながら
問題を解くので…)
ですが、中学生以降は、
その日学習したことが
当日に宿題で出されることはほとんどありません。
なので、息子のように
“授業内容が頭に残っていない”
生徒達が多くいます。
授業を覚えている子達が行っている
“秘訣”とは、
学校で習ったことを
その日のうちに復習すること
“多くの授業を聞き(インプット)
それを思い出しながら
問題を解く(アウトプット)”
今日、学校で習った範囲の
問題集やワークをその日のうちにやる
簡単な事のようですが、
これを継続することは大変です。
ですが、
これをやるか?やらないか?では
“頭の中に残る量”が全く異なります。
これをやることにより、
その後の勉強量が少なくても、
好成績を取ることに繋がります。
私が予習よりも復習の方が、
ずっと大切だと思うのは、
こういう理由です
ちなみに…
復習は”その日にやること”が
重要です!
(1週間後にやるのでは、
効果は半減してしまいます)
「確かに…
中学から授業の復習なんて
ほとんどやってなかったなぁ~
サッカーで忙しかったし…
でも、
僕が今まで教えて貰った先生の中で
2人だけ、
授業内容が頭に残る先生がいたよ。
それは、
全国を回ってる英語の○○先生と
母さん」
「それは、ど~も」
「中学生の頃、
母さんと勉強するのは苦痛でしか
なかったけど…
今思えば、
母さんは教え方も上手だし、
凄い先生だと思うよ
母さんの生徒が成績が上がるの…
分かるなぁ~」って
小学生からずっと一緒に
勉強してきて良かった…
長い間、勉強のサポートをしてきて良かった…
どんなに苦しくても
投げ出さなくて良かった…
そう~思いました
しかし…
勉強をサポートする私も大変だったけど、
サポートされる側も
苦痛でしかなかったんだね
2人で良く頑張りました
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