現在小学校3年生の子供の子育てをしています。4歳から通信講座を受けてこれまで塾に通ったことはありません。今のところ毎日30分くらい勉強しテストも平均点以上はとれています。
ただ、まだ成績のつかない英語はなにも勉強しておらずなにから取り組めばよいかわかりません。とりかかりやすいワーク等あれば教えていただきたいです。
もし今後、英語教室に通うことになりましたら週1位の通塾で会話はできるようになるものなのでしょうか。
英語学習についてのご質問を頂きました
ありがとうございます~
今の公立小学校の英語教育は、
(私の個人的見解ですが…)
迷走しているように思えます
昨日も、小学5年生の
学校の英語のテストを見ましたが…
「このテストは何の意味があるの?」
という感じでしたね
「ボールの絵 □all
人形の絵 □oll
□に入る英語は?」
bとdを間違えないように
覚えて欲しいのでしょうが、
なぜ『ball』と書かせるのではなく、
『b』だけ?と思いました
5年生も6年生も
似たような英語学習で、
私としては中途半端感が否めません。
かといって、
現実に小学生に英語教育がある以上…
英語学習は避けては通れない。
ということで、
小学生の生徒さんにも、
英語指導はしています。
まず、
小学3年生から外国語活動が始まりますが、
その内容は…全く大したことはありません。
(学校の先生に、怒られないかなぁ~)
なので、
今、小学2年生のお母さん
「来年度から、英語が始まる
どうしよう~」と、
心配する必要は、全くありません。
公立小学校であれば、
“英語を使って遊ぶ時間が週1時間出来る”
くらいの感覚です
家庭学習でも、小学3年生までは、
英語の勉強をする余裕があれば、
“国語や算数、読書に時間を使ったほうが、
ずっと今後の勉強にメリットがある”
というのが、私の考えです。
小学4年生からは、
少し英語の学習を始めた方が
良いと思います!
まず、学習することは3つ。
1. ローマ字を覚える。
2. ABC…abc…大文字と小文字を覚える。
3. 英語を見る。
1. ローマ字を覚える。
小学6年生でも、
完璧に書けない子がいますが、
ローマ字はとても大切です。
身近なものが、
何でもスラスラとローマ字で書けるまで、
何度でも練習しましょう。
2. ABC…abc…大文字と小文字を覚える。
bとdとか、間違えなくなるまで、
しっかり練習しましょう。
3. 英語を見る。
実は…これが一番重要です。
例えば、
消しゴム ”eraser”の綴り、
中々覚えられない子供さんは多いです。
なぜなら、
“eraser”が消しゴムの意味であることを
初めて知ったから。
でも、
“book”とか”apple”とかの綴りは、
割と覚えやすいです。
なぜなら、
“book”が本、”apple”がりんごだと
知っているから。
いきなり、単語の意味も綴りも、
同時に覚えさせようとする学校もありますが、
それは小学生には難しいです。
なので、まずは、
その単語が何を表しているのか、
画像で覚えさせるのが良い方法です。
どういうことかと言うと…
レストランで、
“マグロ山かけ丼”
というメニューを書いてあるとします。
外国人や子供さんは、
マグロというカタカナや、
山や丼の漢字が読めても、
“山かけ”の意味が分からなければ、
何を意味している言葉なのか
分からないですよね。
ですが、日本人の大人は、
“マグロ山かけ丼”という文字を見ただけで、
赤いマグロの上に白いトロロが乗った
美味しそうな丼が頭に浮かびます。
つまり、”みかん”とかの文字でも、
“み””か””ん”と、
1文字、1文字読まなくても、
“みかん”という画像を見ただけで、
何か想像できるんですよね
英語においても”beautiful”でも、
ビーイーエーユーと
1文字づつ読まなくても、
「”beautiful”の文字をパッと見ただけで、
“美しい”という意味であると、
分かるようになる」
それが、英語学習の第一段階です。
幼稚園さんのように、
文字を習ったばかりの子供さんは、
“け””い””さ””つ””し””よ”と
平仮名を一字一字読みますが、
大人は、”警察署”の文字を見ただけで、
“読まずとも認識できる”
それと同じです。
その勉強方法は…
表に”eraser”という単語を書いてあり、
裏に”消しゴム”という文字と、
消しゴムの絵が描いてあるカードを
利用するのが、一番効果的な方法です。
(画像で認識させる方法なので、
必ず絵が描いてあるカードを使って下さい。)
表の”eraser”(英単語)を見せて、
即“消しゴム”(日本語)と
答えられるように練習して下さい。
(カードやタブレットを利用する勉強方法は
あまりお勧めしませんが、
英語の単語学習に限っては、
これが一番良い方法だと思います)
そうやって…
“eraser”という単語は、
消しゴムの意味であることを、
映像として認識させます。
英語の意味が分かるようになってから
綴りを覚えると、
楽に覚える事が出来ますよ!
ですが…
私は、小学生3、4年生では、
綴りまでは覚えなくても良いと思います。
それであれば、一つでも多く、
英単語の意味を習得する方が、
将来、役に立ちます。
小学生の英語塾でも、
中学年から必死に綴りを覚えさせる所も
あるようですが、
日本人でも、日本語の”てにをは”や
漢字を間違えたりしますし、
アメリカ人でも結構綴りを間違える人も
いるんですよね~
確かに…
学校では単語の綴りはテストに出ます。
(もちろん中学生では、しっかり
英語の綴りを覚える必要があります。)
ですが、実際の試験では、
aとeを間違えても、マイナス1点くらい。
しかし、
単語の意味が分からなければ、
“itが何を指しているのか”とか
“本文に合う文章を選びなさい”
という問題も、全く解けず…
ごっそり点数を引かれることになります
国語においても、
英語においても同じですが、
“いかに多くの言葉を知っているか”
それが、とても重要になります。
私の英語力でも、
中学生の教科書くらいであれば、
さ~っと目で追っただけで、
書いてある内容は理解出来ます。
英語の文章を読んで、概要を掴めることが、
英語学習の基本です。
そのためには、
まず単語の意味を知ること。
次にBe動詞、一般動詞、過去形、進行形、
未来形、完了形などの文法を学ぶこと。
それがマスター出来れば、
受験英語はバッチリです
英会話についてですが、
受験英語と英会話は全く別物です。
長くなりましたので、
英会話については、
また次回書きたいと思います
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