自分で考えて行動できる人間に育って欲しい

息子が小学時代…
勉強においては、キチンと計画を立て、
取り組んできたと思います。

ですが、
日常生活に関しては、かなりアバウト(>o<)

(食事の作法や、挨拶、片付けなどは
口うるさく言ってきましたが…)


基本は3つ

・嘘をつかない
・人の物を取らない
・自分がされて嫌なことは、他人にしない

それだけは、
常々…言い続けました。



小学生の頃は、
年に一度か二度は、
学校から電話がかかってきました。

内容は、
もちろん  …   悪い事です(T-T)



ですが…私は、学校の先生が
“悪い事をしたので叱って下さい”
と言っても、

上の3つに当てはまらない事は、
ほとんど怒りません。



例えば、
小学1年生の時にかかってきた電話…

「息子さん、
クラスの女の子が忘れ物をして、
家へ電話をしたいと言ったので、

テレフォンカードを
貸してあげていました。

テレフォンカードはお金と同じ。
なので、貸し借りは困るんです。」



「分かりました。」
電話を切り、息子に尋ねました。

「どうしてお友達に、
テレフォンカードを貸したの?」

「○○ちゃんが、忘れ物をしたから、
お母さんに持ってきて貰いたいって。
忘れ物をしたら、
先生に怒られるって泣いてた。」


「そう、優しかったね(^_-)」
それで、終わりました。



もちろん学校の先生にすれば、
テレフォンカードの貸し借りは、

“トラブルの元になりかねないので困る”
と、思うのでしょう。

学校の先生からすれば、
確かに、当然の心配だと思います。


ですが、
トラブルになれば、なった時の話。



(もちろん”どんな状況になっても、
決して学校や先生方に責任を追及しない事”   
は、大前提です。)



私はそれよりも
息子の優しさを尊重しました。



また、小学校3年生の時は、

「息子さん、
隣のクラスの○○君を蹴ったんです。
それも、お友達3人で
わざわざ隣のクラスまで行って…」

と、先生から電話がありました。



電話を切った後、息子に、
「どうして○○君を蹴ったの?」
と聞きました。


「だってA君が、
“あいつ嫌いだから一緒に蹴りに行こう”
って言ったんだよ。
A君は怖いんだ…」

「そう。
ところで、あなたは○○君が嫌いなの?」

「ううん、嫌いじゃない」

「それでも、蹴るの?
自分がされたらどう思うの?
A君が怖いから、
何でも言うことを聞くの?
それは良い事?悪い事?」

と、烈火のごとく怒りました。


もちろん、
息子を連れて○○君の家まで、
謝りにも行きました。



“人を傷つけることは絶対にダメ”
当然のことですが、
それに関しては、
厳しく躾けてきたと思います。



ですが、他の事に関しては
あまりうるさく言いませんでした。

「今日もお友達を
連れてきたいんだけど…」
「どうぞ。」

「5.6人くるんだけど…」
「どうぞ。」

「遅れて、まだ何人かくるんだけど…」
「どうぞ。」

「みんな、おやつホットケーキが良いって…」
「えっつ!? 何人分……!?」

遠くまで自転車で出かけると言っても
「どうぞ。」

友達の家へ泊まりに行くと言っても
「どうぞ。」

映画に行くと言っても
「どうぞ。」

子供が自分で考えて、
「やりたい!」と言ったことには
ほとんど反対したことがありません。


たとえそれが
習い事を休むことになっても、

「今日、サッカーを休んでも
それをする価値があると思う?」
と本人に聞いて、

「休んででも、友達を優先したい(^^)」
と言った場合は、
息子の意見を尊重してきました。



なぜ、自由に育ててきたのか?


それは、
“自分で考えて行動する人間”
に育って欲しかったからです。



そして、
“自分で考えて行動する人間”  は、
“自分が決めた事に対しては、
責任を持って最後までやり遂げる”
だろうと思ったから…



今まで、何度も記事に書いてきましたが、
息子は5年生になる直前に
中学受験をすると自分で決断し、

受験までの約2年間、
「もう受験をやめたい」とか、

「今日は勉強したくない」とか…
一度も言いませんでした。


また、友達の誘いも自分から断り、
「遊べていいなぁ~」
と羨ましがったりしたことも、
一度もありません。

(もちろん、心の中では、
思っていたと思いますが…)



それが、
今まで、“自分がやりたいと言った事を
尊重してくれた親への礼儀”だと、
考えたのだと思います。


小学生はまだまだ子供。
もちろん、進むべき正しい道を
アドバイスしてあげるのは親の役目です。


場合によっては…
アドバイスだけでなく、
先導してあげる必要も、
あるかもしれません。



ですが、
「そんな成績を取るなら、
塾をやめなさい。」
とか、

「習い事を休んで、
遊びに行くなんて絶対に許しません。」と、

子供に強要するのはどうでしょうか…



幼くても一人の人間です。
ちゃんと考える賢い頭を持っています。

強要するのではなく、
“自分で考えて行動出来る力をつける”

それが…勉強でも、スポーツでも
“やる気のある子供に育つ秘訣”
ではないかと思います。



中学1年生の時、
「お母さん、
息子さんを含め、10人くらいの生徒で、
ゲームセンターへ行ってたことが
発覚しました。

学校でも、全員を呼び出して、
注意をしましたが、
家でも再度、注意をして頂くために、
お母さんにご連絡しました。」
と、学校から電話がかかってきました。


「先生、ゲームセンターは
校則で禁止なんですか?🤔」

「えっ?」


「校則に、”ゲームセンターは禁止”
と書いてあるのでしょうか?」

「いえ、それは分かりませんが…
中学生なので、親に内緒で学校帰りに
ゲームセンターへ行くことは、
当然ダメだと思うのですが…」



「うちの息子は、その日、
“友達とゲームセンターへ行くから
帰りが遅くなるよ”と電話してきました。

“あまり遅くなりすぎないようにね。”
と返事をしたのですが…」


「お母さんが許可されたんですか!?(゚ロ゚)」



そう~
中学生の間は、
“補導されない時間に帰ってくる”

これだけが、
我が家の教育方針でした(^▽^)


(しかし…担任の先生、
ビックリしてたなぁ~(・∀・))




そして…
“自由に育てる”のと、
“放任主義”は、全く違います。



「子供は自由にのびのびと育つのが
良いと思ってるの…」
と言って、

我が子が
人と会っても「こんにちは」も言わず、
食事の前に「頂きます」も言わず、

食卓の上に足を乗せても
何も注意をしないお母さんがいますが、

それは、自由でも何でもなく、
ただの…親の職務怠慢です(–#)



周りの人を不快にさせないための
言葉遣いや行動、最低限の礼儀作法

を子供に教えることは、

読み書きを身につけるのと同じくらい、
生きていく上で必要な事です。



それから…
成人するまで、
子供の健康と安全を守ることも
親の義務です!

そのためには、
子供の行動や居場所を確認することも
必要です。

親の管理下の元に自由がある
のだと、私は思っています。)




我が家では、新入社員並みに…

ほう   (報告) 
れん   (連絡)
そう   (相談)

は、絶対です(^_-)



高校3年生になっても、
「本を買おうと思うんだけど…」
「帰りが30分遅くなります。」
「今日はパンを買い食いしました(^^)」
と、何でも、連絡&報告してくれます。




返事は全て…

「どうぞ」なんですけどね(^_-)

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