小学低学年から難問に挑戦するためには…

初めまして。いつも大変参考にさせていただいております。
こちらから質問をさせていただけることを知り、早速相談させていただきたいと思います。

現在小1の息子がおります。性格は大変真面目で、勉強好きです。
国語も算数も体育も音楽も休み時間も給食時間も小学校の全てが楽しいそうです。

入学時から始めた登校前の朝学習(15分程度)も一度も欠かさず続けています。宿題後や、土日などに解いたドリルなども含めると、700ページ分ほどやっていました。

とても意欲的に取り組んでいると思うのですが、積極的に取り組むのは容易に解けるものが多く、難問に挑戦しよう!という気持ちはほぼ感じられません…。やはり低学年のうちは、勉強が楽しい!という気持ちを大切にするべきでしょうか?

親としては、難問に挑戦して、思考力を鍛えてもらえたらと思うのですが…。

×がつくことを嫌うので、間違えるかもしれないと思うと、考える前に、どうやって解いたらいいの?と聞いてきます。一度自分で考えて解いた後に、一緒に考えようと言うのですが、やけを起こして、泣きそうになりながら適当に答えを書こうとします…。

そして、お互いがストレスを感じることに…。難問に関しては、自分からやってみよう!という気持ちが芽生えるまでは、手を着けない方がいいのでしょうか…?

時期が来れば、挑戦してみようと思うものなのでしょうか?このまま簡単な問題を大量にこなしていくだけなのでは…と心配になります。

ちなみに、今日トライした(させた)問題は、
折り紙が10枚あります。
子供2人に3枚ずつ配りました。
残りは1人1枚ずつ配ります。
あと何人の子供に配れるでしょうか?
というようなものです。

図を書くと、すぐ理解できるので、ちょっと頑張って考えて欲しいと思うのですが。

長々と失礼致しました。
お時間のある時に、何かアドバイスをいただけると有り難いです。
また更新も楽しみにしております。




またまた、Wordpressブログの
お問い合わせフォームから
ご質問を頂きましたラブ

(このブログの一番下にあります)

とても嬉しいです~
活用して下さりありがとうございますドキドキ



そして、
とても素晴らしいご質問ですねキラキラ

こういう内容って、
質問を頂けばお答えするのですが、
自分では思い浮かばない内容ですから…



まず…

入学時から始めた登校前の朝学習(15分程度)も一度も欠かさず続けています。
宿題後や、土日などに解いたドリルなども含めると、700ページ分ほどやっていました。


凄いです!!びっくり

結論から言うと…
これが出来ているだけで、
小学1年生としては充分だと思います。



やはり低学年のうちは、勉強が楽しい!という気持ちを大切にするべきでしょうか?

小学1年生の時は、
「勉強が楽しい!」という気持ちが
第一優先です。

だって…
勉強を初めてまだ1年未満。
10ヶ月前までは幼稚園さんだったんですよウインク


「うわ~ドキドキ
上手に出来たね」

「きゃ~、素晴らしいねラブラブ

「もうこんなに解けたんだビックリマーク
ママびっくりだよ~チュー」と、

内容よりも、勉強をしたことに対して、
褒めてあげて下さい!!


そうすることで、
長期勉強し続ける子に育ちますし、
中学後半から自分で勉強出来る素質
が育つと思いますよ。

×がつくことを嫌うので、間違えるかもしれないと思うと、考える前に、どうやって解いたらいいの?と聞いてきます。

一度自分で考えて解いた後に、一緒に考えようと言うのですが、やけを起こして、泣きそうになりながら適当に答えを書こうとします…。

そして、お互いがストレスを感じることに…

難問に関しては、自分からやってみよう!という気持ちが芽生えるまでは、手を着けない方がいいのでしょうか…?


×が付くことを嫌うのは、
子供にはよくあること!
勉強に意欲がある証拠ですウインク

(勉強に意欲的でない子は
×がつこうが意に介しませんから…あせる


小学1年生で
難問に自分から挑戦する子供さんは
ほとんどいません。

お互いがストレスを感じるのであれば、
その方法は良くないのだと思います。


なぜなら、小学1年生から、
お互いにストレスを感じていれば、
この先、必ずどこかで爆発してしまいます。

到底…小学6年生まで、
最長で中学3年生まで、
お子さんのサポートは出来ませんショボーン


私が先取り学習をお薦めしないのは、
こういう理由も大きいです。



時期が来れば、挑戦してみようと思うものなのでしょうか?
このまま簡単な問題を大量にこなしていくだけなのでは…と心配になります。


ですが
「簡単な問題を大量にこなすだけでは
時間の無駄じゃないのか?」

「せっかく勉強するのなら、
もう少し難問を…」と親は思いますよね。


そう考えるのは、親であれば当然ですウインク

特に、この相談者のように、
学習習慣がしっかり付いている場合は、
次の段階に進みたいと思うことでしょう。




では、どうすれば良いのか?

難問を難問じゃなくしてしまえば良いんですビックリマーク



難問を1人で考えさせるのではなく、
親がまず解説し、
やり方を教えてから、
子供にもう一度解かせてみる。

子供が解いている場合も、
隣で見守り、
出来なければヒントを与える。

次から次へと新しい問題に進むのではなく、
数字を変えたりして、
何度も類似の問題を出し、

子供がスラスラ自分で解けるようになるまで、
何度も解説し、何度も繰り返す。

(スラスラ自分で解けるようになれば、
それは子供にとって難問ではなくなります!)




例えば、ご相談者が書かれていた、

折り紙が10枚あります。
子供2人に3枚ずつ配りました。
残りは1人1枚ずつ配ります。
あと何人の子供に配れるでしょうか?


という問題であれば、

まずお母さんが、
折り紙10枚の絵を書き、
子供の絵も書き
(子供の名前も付けましょう)、

どのように配るのか、
楽しく面白く説明します。

そうして、
再度、子供に自分で解いて貰います。


子供さんも、
「みかちゃんに三枚あげて~
ゆうき君にも三枚あげて~音譜
残り4枚だから、
かずま君にも…」と
楽しく勉強出来るのではないでしょうか?


次の時は、
折り紙を13枚にしてチャレンジしてみるビックリマーク

自分では無理であれば、
(二回目では多分無理だと思います)
また、親が絵を書き、
別の名前をつけ、
楽しく説明してあげて下さい。



小学低学年から
難問に挑戦させる場合は、

親子共に疲れ果ててしまう
子供が勉強嫌いになる
親子関係がギクシャクしてしまう


そういうリスクがあることを
必ず頭の隅においてくことが大切です。



そして、
そういうリスクを回避するためには、

・子供が出来ない事を、親は当たり前だと思う。
・根気よく何度でも教える。
・子供のサポートをすることを親も楽しむ。

この3つを守って下さい!!



“1を習って5が出来るようになる”
小学生ではそういう子は、ほぼいません。
(特に小学中学年までは…)


自分で考える力を養うためには、
自分で考える方法を、
まずは手取足取り親が教えてあげる

ことが大切です。



親御さんからすれば…
時間も取られますし、
忍耐も必要ですし、
根気も必要ですニコニコ



ですが、
子供さんがご飯を食べ始めた時は
どうでしたか?


ご飯をすりつぶしたり、
ほうれん草をミキサーにかけたり、
人参をクタクタに炊いたり…
すごく手をかけましたよねウインク



勉強を初めて行う小学1、2年生も
同じことだと思います。

手をかけられるだけ手をかけて、
まずはお勉強がすっと入る身体を作る
小学低学年はそういう時期ではないでしょうか?



楽しく一緒にお勉強を続けていると、
「僕、1人で解いてみるウシシ
という時期が必ず来ると思います。

(それはそれで、
ちょっと寂しいかもしれませんね爆  笑


今は、
お子さんと一緒にお勉強する時間を
色々工夫して楽しんでみて下さいウインク

それが、
自分から勉強する子に育てる方法だと
私は思いますドキドキ



最後に…

国語も算数も体育も音楽も休み時間も給食時間も小学校の全てが楽しいそうです。

小学1年生で、
これ以上素晴らしい事あります?照れ
何よりも、
お子さんへの賞賛に値することだと
私は思います。


そして、そういう子供さんに育てている
親御さんも素晴らしいと思いますビックリマーク
これからもお子さんに寄り添い、
出来た事をたくさん褒めてあげて下さいねラブラブ








コメント

タイトルとURLをコピーしました