“教育格差”という言葉を知っていますか?
私は以前、ボランティアで…
塾にいけない子供さんの、
高校受験に向けての
勉強の指導をしていました。
指導していた子供さんは中学3年生です。
それまで、私は…
子供の成績をあげるためには、
“お金をかけるか、手間をかけるか”
そのどちらかが必要だ!
と、公言してきました。
つまり…
塾代に高いお金を
払うことが出来ない場合は、
親がその分、サポートすればよい
という考え方ですね(^▽^)
なので、
我が家は中学3年生まで、塾へ行かず、
私が勉強をみてきました(;^^;)
ですが、
そのボランティアに参加して、
一人親で、
一生懸命に子供さんを育てている場合は、
収入面も厳しく、
同時に、
親が勉強を教える時間の余裕もない
場合も、多いのだと気づきました。
その時、教えていた生徒さん、
どういう態度だったと思いますか?
私は、4人を担当していましたが、
どの生徒さんも、
私が問題の説明をしている時は、
前のめりになり…
目を見てしっかり話を聞き…
“私の話を一言も聞き逃すまい”
“教えて貰えることは全て吸収しよう”
“先生に少しでも多く教えて欲しい”
そういう気持ちが
態度に表れていました(^_^)
公立中学校には、
色々なタイプの教師がいます。
もちろんやる気があって、
子供の事を真剣に考えている先生も
多くいらっしゃるでしょうが、
中には、
“とりあえず、授業をしておけばよい”
という先生もいるようです。
そういう先生の授業は
当然理解しにくい(>o<)
ですが、
塾へ行くことが出来ず、
親も仕事や家事で忙しい場合は、
自分一人で勉強するしかない。
中学生の勉強を一人でするのは、
とても大変です(T-T)
ですから…
そういうボランティアの教室へ
自分から進んでくる子供さんは、
“教えて貰えることのありがたさ”
を痛感していて…
“少しでも多くの事を吸収しよう”
という意欲が凄いんですね(^^)
他のボランティアの講師も言っていました。
「ここの生徒さんは、
私が、お金を貰って
家庭教師をしている生徒さんより、
ずっと熱心だ(゚ロ゚)」と…
私が以前、
家庭教師をしていた生徒さんも、
「先生、漫画の話をしよう~」
「今は、勉強する時間だから…」
「LINEが来たから、
返事を書いても良い?」
「授業が終わってからにして下さい(–#)」
「トイレに行ってきて良い?」
「どうぞ!」
……………。
「トイレに30分もかかる?
絶対にトイレで寝てたよねっ💢」
そんな生徒さんもいました(>o<)
どの生徒さんも
とっても可愛いんですけどね(;^^;)
家庭教師にお伺いするご家庭は、
ほとんどが裕福なお家です。
どの子供さんも明るく素直です(^_-)
ですが、親がお金を払って
家庭教師を雇っていることを
当たり前のように思っていて…
“勉強してあげている”
みたいな態度の子供さんもいます。
もちろん、勉強に意欲的な子供さんも
大勢いますが…
私がボランティア教室で
指導していた子供さん…
どの子もほとんど私語をせず、
大人しかったのですが、
私の話を、目を見てしっかり聞き、
キラキラした瞳をしていました。
今は…
素敵な大人になってるかしら!?
勉強したくても、
教えて貰うことが出来ない。
勉強したくても、
そのやり方が分からない。
勉強したくても、
その環境がない。
そういう子供さんが、
世の中には大勢います。
国の援助により…
そういう子供さん達が、
もっと勉強出来る環境を作り、
家庭の収入の差による
“教育格差”
が少しでも減少することを
願っています☆彡
そういう子供さんの教育環境を整えることで、
もっと多くの優秀な人材が育ち、
国の発展に貢献してくれると思うんですよね。
彼らはきっとダイヤの原石です(*^o^*)
↑これは、
1年何ヶ月か前に書いた記事です。
今年も中学3年生の集団指導へ行っています。
(半分ボランティア!?のお仕事です(;^^)
やはり…
とても真面目な生徒さんが多いです。
コツコツ勉強し、
分からない問題はじっと私の顔を見て、
問題を指さします(^▽^)
説明している間は、真剣に聞き、
「分かった?」と言うと、
コクン、と頷いて…自分で解いています。
高校3年生男子のうちの息子は、
お笑い芸人並みに喋るけれど、
普通の中学3年生は思春期なので
あまり喋らない子が多いです(;^^)
そして中には…
見るからにやんちゃな子もいます(^_^)
昨日のブログにも書きましたが、
お勉強もほとんど出来ません(T-T)
でも…
そういう子って、
大人のことをよく見ています。
「私の前に座るより、
若い先生の前に座ったら?
その方が楽しく勉強出来るんじゃない?」
と言うと…
「いや、
あの若い先生はやる気ないよ。
それに俺らのこと、バカにしてるし…」
「そんなことないよ。
ちゃんと勉強すれば出来る子達だ!
って、この前も言ってたよ」
と答えたら、
「それは責任者の先生に
嫌われたくないからっしょ。
俺が”分からない…”って言ったら、
“はぁっ?”って言ったもん。」
「バカにして言ったんじゃないと
思うけど…」
子供達はとても敏感です。
同じように…
「こんなんじゃ、
まともな高校へ行けないぞ。」
という言葉をかけられても、
自分を思っている人の言葉であれば
素直に聞き、
自分をバカにしている人が言えば、
腹を立てます。
勉強が出来ないのは、
子供自身の責任なのでしょうか?
周りの環境が整っていなかったり
親が生活するのに精一杯で
勉強のサポートが出来なかった
という理由もあると思います。
コロナの影響で、今まで以上に、
教育格差が広がっています。
やる気のある子供達を応援する環境が、
もっと増えることを願っています☆彡
優秀な人材が多く育ち、
国全体が活性化されると、
私達の子供達が成人になった後、
より良い経済状態となり、
より良い環境となり、
より良い社会となりますよ!
コメント