以前、生徒さんが、
「先生、理科のテスト、
二問出来ませんでした。ど忘れして…
いくら考えても出てきませんでした」
と、言っていました。
もし、子供さんが同じ事を言ったとき、
何と応えますか?
「えっ、他のは全部出来たの?
すごいじゃん!」
「え~っ、あと二問解けてたら、
100点だったのに惜しいなあ。」
「ん?覚え方が甘かったんじゃない?
もっとしっかり勉強しなさい。」
など、色々なパターンがありますね
(^_-)
私は、
「今回、2問出来なくて悔しかったね。
間違えた問題、今は分かるよね。
じゃあその答えは、もう忘れないよ!
後々を考えれば、
100点取るより、良かったかもね(^^)」
と言いました。
その生徒さん、教え始めた頃は…
ちゃんと勉強しても、
テストで半分くらいしか正解せず、
お母さんは、
「どうして、家で正解する問題が、
テストになったら
出来ないんでしょう?」
と悩んでいました(ToT)
でも、私が教え始めてからは、
家で勉強したことが、
ちゃんとテストで
発揮出来るようになりました(^▽^)
なぜでしょうか?
それは、子供にプレッシャーをかけないよう
お母さんにお願いしたから。
そのお母さんは、
子供のテストを見て…
「どうしてこんな点数なの?」
「どうして100点じゃないの?」
「どうしてこの間教えたことも、
間違えてるの?」…
と、子供にプレッシャーを
かけていました。
(もちろんお母さんは、
プレッシャーをかけている
つもりはないのでしょうが…)
そうすると、子供はテストの時、
「今回は絶対100点を取らないといけない」
と思い、
緊張して余計な力が入ってしまいます。
大人でも、
「あの歌手の名前何だったかな?
顔は出てくるのに、名前は出てこない。」
と、思い出そうと
焦れば焦るほど出てこない(。・ω・。)
その後、リラックスした時に、
ふっと思い出す、
なんてこと、良くありますよね(^Д^)
子供も、テストの時、
精神的に緊張すると、
脳も緊張してしまい、
せっかく覚えたことも
出てこないのだと思います(+_+。)
テストで実力を発揮出来ない要因は、
いくつかあります。
1.勉強不足で
理解が不完全であるから。
これの解決策は、当然、
勉強時間を増やすしかありません。
2.テストに慣れていないから。
テスト慣れしていない
一番のデメリットは、
時間配分が出来ないことです。
この解決策は、
市販の問題集についている、
定期テスト予想問題などを、
家で時間を計ってチャレンジする。
その時、
時間が足りなかった場合は、
理由を検証する。
例えば、
3番の問題を先に解けば良かった。
5番は考える時間が長すぎた。
など…
3.プレッシャーで緊張するから。
小学生のお子さんの場合、
その原因は、
ほとんどお母さんの対応によるもの
だと思います。
「テストが悪い点数だったら
お母さんに怒られる(。・_・)」
「次に100点でなかったら、
ゲームを没収されて
しまうかもしれない(´д`)」
と考え、テストの時に
過度に緊張してしまう訳です。
この場合、お母さんが、
「100点でなくても良いんだよ、
お勉強を頑張れば…」とか、
「テストの点数は関係ないよ。
日々の頑張りが大切(*^o^*)」
など…
テストの点数を
気にかけないようにすると、
かなり改善されますよ(^_-)
中学生以上の子供さんで、
緊張のあまり
テストで実力が発揮出来ない場合、
緊張するのは、
「テストが出来ないかもしれない?」
という不安があるからで、
しっかり勉強した科目は、
「十分勉強したから大丈夫」
勉強出来ていない科目は、
「勉強出来てないから、
点数を取れなくて当たり前。
ダメ元でいこう~」
と、
デ〜ンと構えて
テストに挑むと良いと思います!
その場合も、
「勉強ちゃんと出来てる?」
「良い点数取れそう?」
「そんなので大丈夫?」
などの言葉は、
子供さんにプレッシャーを与える
場合もあります。
子供さんを不安にさせてしまう
お母さんの声かけはNGです(>_<)
うちの息子の場合、
いつも「楽勝~」とか、
「頑張ってきます~(^Д^)」と、
テスト中も
ポジティブに登校していきます。
もちろん、
毎回良い成績が取れるわけではありませんが。
たぶん彼には…
「テストで緊張する~(。・ω・。)」
などという、
可愛らしさはないのでしょう(´д`)
私も、
「はいっ、いつも通りに宜しく~」
と元気いっぱいで
送り出しています!
もちろん、
元々の性格的なものもあるので、
難しいかもしれませんが…
ポジディブな性格の方が、
テスト時の緊張も少ないように思います
(*^▽^*)
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