「小学生の頃は良く出来たのに、今は…」
という子供さん、周りにいませんか?
実は、
私は典型的なこのタイプ
小学生の頃は、
(自分で言うのも何ですが…)
非常~に、勉強がよく出来ました。
中学生になった時、
担任の先生に呼ばれて、
「小学校卒業時は1番だったのだから、
中学校でもトップを目指すように」
と言われました
ですが、
私の成績は小学六年生でピークを迎え、
中学、高校、大学と徐々に下降し、
大学卒業時には、
「いやぁ~、
よく卒業させて貰ったなあ~」
というレベルでした
小学生の時には、
トップクラスの成績だったのに、
中学生になって成績が下がり始め、
中学2年生や3年生で、
家庭教師を頼んで来られる生徒さんは
多いです。
ですが、
小学生の時にトップクラスで、
そのまま中学高校と好成績を維持し、
東大へ合格する子もいます。
では…
私のように下降の一途を辿る場合と、
良い成績をキープする子供さんと、
どこが違うのでしょうか?
もちろん、
“中学、高校の6年間、
勉強し続けられるか否か”ですよね
では、
どうして小学生の時にトップクラスでも、
中学高校になれば勉強しないのでしょう?
いや、出来ないのでしょう?
小学生とはいえ、
トップクラスの成績が取れるわけですから、
多少は勉強しているでしょうし、
頭も悪くない。
中学生になっても勉強さえすれば、
成績を維持できたはずなんですよね。
中学生になって成績が下がる場合、
圧倒的に多いのが…
“小学生の頃、
あまり勉強しなくても好成績が取れた。
そして、好きな事を主に勉強してきた。”
子供さんです。
私もそうでしたが…
小学生の頃は、難しい問題でも、
努力をせずにスラスラ解けるので、
勉強することが嫌いではありませんでした
ですが、
勉強量はそれほど多くはなく、
“気が向けば勉強する”という
感じだったと思います
ですが、
中学生の勉強は全く違う。
数学はともかくも…
社会は年表や人物名も
暗記する必要がありますし、
英語も単語を覚えたり、
理科も生物分野はほとんど暗記です。
つまり、コツコツと…
ある一定時間数以上勉強しないと、
テストの点数は取れないんですよね。
ですが、小学生の頃、
好きな勉強しかしてこなかったので、
地道な勉強が苦痛です
やっぱり、中学生になっても
好きな勉強重視の学習になるので、
成績が下がっていくわけです。
小学生で…
“塾へ行っているのに成績が上がらない”
という場合も、
“好きな勉強重視になっている”
ということがよくあります。
塾の宿題はまんべんなく出されているから、
それはないでしょ!?
と思うかもしれませんが、
それは、
子供さんが勉強している様子を
じっくり観察していれば分かります。
“好きな教科から勉強し、
じっくり丁寧に解き、
あとに残った嫌いな科目は、
チャッチャと終わらしてしまう”
小学生によく見る光景です
そして、
“小学生で成績のピークを迎える子供”に、
よくあるもう一つの共通点が、
多くの塾を掛け持ちしている子供さん。
“塾さえ行っておけば
なんとか成績が維持できる”
のが、小学生。
“塾へ行きながら、
少し家で頑張れば成績が維持できる”
のが、中学生。
“塾へ行っても、
自分で頑張らなければ好成績が取れない”
のが高校生。
“塾におんぶに抱っこ状態で、
成績がキープ出来るのは、
中学生半ばくらいまで”の場合が多いです。
中学受験に成功して入学し、
ついていけなくて…
家庭教師を頼んで来られる
生徒さんのほとんどは、
小学生の時、
週に何日も塾へ通っていた子供さんです。
小学生の時にトップクラスで、
そのまま中学、高校と成績を維持して、
良い大学へ合格するような子供さんは、
小学生の頃から、
地道な勉強をする習慣を身につけ、
そして、
“自分は何のために勉強するのか”
分かっている場合が多いです。
それが、
“東大を目指す”のであっても、
“学年1位を目指す”のであっても、
“将来、お金持ちになる”
“医者や弁護士を目指す”のであっても…
どんな目標であれ、
“自分は何のために勉強するのか”
ちゃんと認識している子供は強いです。
大人だってそうですよね…
もし、宝くじで7億円当たったら、
私は、もう働かないかもしれません
まあ~少なくとも…
家庭教師の回数を半分に減らして、
もっと家でゆっくり過ごすと思います
一生懸命働いて、息子の塾代や
大学の費用を稼ごうと思うから、
家庭教師やデザイナーの仕事を頑張り、
また、それぞれの仕事のスキルを上げ、
効率よく働こうと思うんですよね!
親が、「勉強しなさい!」
「大人になって困るのはあなたよ!」
と、いくら言っても、
子供なりに、“勉強するべき意義”
を見いだせなければ、
やりたくないのは当然です。
そして…
幼い頃は、親が無理矢理勉強させても、
子供の自我が成長するにつれて
「どうして勉強しないといけないのだろう」
「何のために勉強するのだろう」
と疑問を持ち、
あまり勉強しなくなってしまう子供さんも
大勢います。
幼稚園や小学生の頃は、
色々な職種を見たり、
色々な場所へ行ったり、
色々な体験をしたり…
それも
とても大切な事だと思います。
そういう経験をすることで、
意欲のある子供に育ち、夢を持ち、
勉強する意義も
見つけ出せるかもしれません。
家の中で、漢字や計算をしたり、
中学受験用の問題集をしていても、
夢は見つかりません。
楽しい将来も
想像できないかもしれない。
今は、こういうご時世で、
行動範囲は制限されますが、
インターネットで、
海外を旅行した気分を味わったり、
映画を見たり、
趣味の動画を見たりするのも
良いんじゃないでしょうか?
今のテストの点数も
大事かもしれませんが、
小学生の間に夢や目標を見つけて、
勉強へのモチベーションを上げることは、
中学生、高校生と
長期間勉強する糧になるのではないかと
私は思います
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