数学が得意になる算数の勉強方法

おはようございます☀

またまた…
リクエストを頂きました(*^o^*)
有り難うございます~♥



今回は、
“算数の勉強方法について”です。

“YUYUさんは、小学生に、
割合をどのよう教えていますか?”
というご質問を頂きました(^_^)



例えば…
りんごが12個、みかんが4個あります。
りんごはみかんの何倍ですか?
答えはもちろん3倍ですね(^_-)


では…
りんごが12個、みかんが4個あります。
みかんはりんごの何倍ですか?

ここで、
“くもわ”が出てくる場合が
多いかもしれません。

(旦那さんが私のブログを読んで、
「”くもわ”って何?」
と言うので、
写真を追加しました(;^^;))



みかんが比べられる量、
りんごが元になる量なので、

4(みかん)÷12(りんご)=1/3
(答え)1/3倍

と、学校の先生は教えるかもしれません。



ですが、私が教える場合には、
くもわの公式は使いません。

「りんごが12個、みかんが4個あります。
みかんはりんごの何倍ですか?」
という問題であれば、

「じゃあ、もしも
りんごが1個、みかんが2個あります。
みかんはりんごの何倍ですか?
という問題なら、答えは何?」

と聞くと、
ほとんどの生徒さんは、
「2倍!」と答えます。


「じゃあその式は?」と聞くと、
「2÷1=2」


「数字が変わっても、
考え方は同じだよ。

「質問は
りんごを何倍したらみかんになるか?
ということだから、

リンゴの個数×□=みかんの個数

という式が成り立つよね。


だから、
□=みかんの個数÷リンゴの個数
となるんだよ。」と教えます。



最近は、
「この問題で元になる量は何ですか?」
などと、
訳の分からない問題が出る場合もあるので、

「りんごを何倍したらみかんになるか?
だから”元になる量”はりんごだね。
で、”比べられる量”はみかんになる。」
と、一応最後に付け足します。



ですが、
比べられる量、
元になる量などという認識は、
中学生になると必要ありません。
(あくまで私の考えですが…)



“くもわ”という公式に
当てはめるだけの学習や、

「”りんごの何倍”と”の”がついているほうが
元になる量だよ」
などと教えられている場合は、

中学生の”方程式の利用”の単元では、
また最初から、割合を勉強することに
なるかもしれません(>o<)



“原価2400円の品物を
45%の利益を乗せて定価をつけましたが、
売れなかったので、
定価の2割引に値札を付け替えました。

でもやっぱり売れないので、
再度値下げをしようと思います。

100円は利益が欲しいのですが、
値札を付け替えた商品を、
再度何%値下げすることが出来ますか?”

(適当に作った問題なので、
まともな答えが出るかどうかは
分かりませんが…)


こんな問題、
“くもわ”の公式に
当てはめることができますか?

損益算は別のやり方で、
割合は”くもわ”で…
と思った方もいるかもしれませんが、
損益算も割合の一種です。



つまり、
“くもわ”に当てはめることを
覚えるのではなく、

割合の本質を理解することが、
割合も、損益算も、

そして…
中学からの数学の基礎を
構築することにも繋がります。

上の問題でしたら、
2400×(1+0.45)=3480
3480×(1-0.2)=2784
2784×(1-□/100)=2400+100
という式を立てます。

そして□を求めます。

(やっぱりまともな答えが
出ない数字だった(ToT))



算数を学習する上で、必要な事は…

1.簡単な数字に置き換えて考える。

2.グラフや図形を書いて考える。

3.□を使った式を作る。

これが出来るようになることが、
数学の基礎を作る事になると思います。



どうして、これが基礎になるのか?


1.”簡単な数字に置き換えて考える”

どちらが割る数で、
どちらが割られる数なのか?とか、
これは割り算なのか、かけ算なのか?
迷ったときには、とても有効な方法です。


小学生の間に、
この方法でしっかり考えることで、
自分の力で計算方法を導き出す力
が、つきます。

「それはかけ算じゃなくて、
割り算だよ。」と、
生徒にアドバイスする先生もいますが、

それはヒントではなく、
答えを教えてるのと同じ事です。



大切なのは…
なぜかけ算ではダメなのか?
なぜ割り算じゃないといけないのか?

を自分で理解することです。



私は必ず、
「割り算を使うのか、かけ算を使うのかは、
簡単な数字に置き換えて考えてみて。」
と言います(^_-)



2.グラフや図形を書いて考える。

問題の内容を理解していないと、
グラフや図には表せません。

頭の中を整理することはもちろんのこと、
図を書いて考えることは、
数学の幾何や関数の問題においても、
必要な事です。



3.□を使った式を作る。

“□を使った式を作れる”ことは、
“問題文を読んで立式できる”
ということですので、
数学の基本中の基本です。

それを小学生で身につけることは、
“中学生からの数学の勉強”
に大いに役に立ちます。

そして、
□をX(エックス)に置き換えたものが、
中学生で習う”1次関数”です。

つまり、
先程の私の損益算の問題で、
□を使った式が作れれば、
□をXに置き換えるだけで、
中学生の1次関数が解けるわけです。

算数において、
“公式を使って解く問題”は、
一つも無いと私は考えます。


速さも
“はじき”とか”みはじ”とか…
公式に当てはめて解くことを
教える場合が多いようですが、
私はそういう教え方は一切しません。

「100メートルを2分で走るとしたら、
1分間に走る距離は?
それが速さになるんだよ。」
と簡単な数字で説明する。


それと…
「単位を見て。
速さの単位は”㎞/分”となってるよね。

つまり速さは
距離(㎞)÷時間(分)
ということだよ。」

と、単位がヒントとなることを教えます。



この単位がヒントとなることは、
密度の計算や化学でも使えるので、
中学、高校でも役に立ちます!



“くもわ”も”みはじ”も
小学生ならではの学習方法です。



高校数学になれば、
公式を覚えた方が楽です。
(というか、覚えなければいけません)

ですが、
中学生の数学までは、
絶対に必要な公式は
“因数分解の解の公式”
くらいだと思います。



中学数学の他の公式を教える場合でも、
私は必ず、
“どうしてこの公式が成り立つのか”
それをコンコンと説明します。



そして、
「公式を覚える事も大切だけど、
公式を自分で導き出せるくらいの
数学力を身につけよう!!
いつも言います(^_-)


そうして出来上がったのが…
文系でありながら、
数学の定期テストで197点を
(200点満点 平均点100点)
取ってくる我が息子です(;^^;)

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