大吉君、引っ越しをしたいそうです
まだ、住んで4ヶ月半だし、
8階建てのマンションの6階で、
日当たりも良くて気に入ってたじゃん
ど～して、
もう引っ越ししたいのかなぁ～
「狭い。学校から遠い。
駅からも遠い
ホント、不便なんだよ～
」
いやいや…
学校のすぐ近くは嫌だから、
2，3駅、離れたところにしてって
言ったじゃん
それに狭いって言ったって
９畳のワンルームだよ。
母なんて、
大学生の頃は6畳一間だったし…
「引っ越し費用は、
毎月少しずつ返すし、
家賃が上がる分は僕が払うから、
引っ越しさせてくれないかなぁ～
」
確かに…駅からも学校からも
少し遠いなぁ～とは思ったし、
作りも古いなぁ～とは思ったけど…
「まぁ～、
快適な家で暮らすことは大事なことだし、
親の負担が増えることがないなら
引っ越しても良いかなぁ～
」
「ありがとう～、実は
すでに色々と物件を探してたんだよね
来月、早速一緒に内見してよ
」
手回しの良い事で…
実は、今のマンションを決める時、
時間が無かったので、
あまり物件も見ず、
やっつけ仕事で決めてしまったんですよね
そして、決めてしまってから気づいたんです。
あまり治安が良くないことに…
男の子だから、
まあ、大丈夫かなあ～と思っていたけれど、
バイト帰りに、
駅からマンションへ帰る途中、
何度か巡回中のおまわりさんに、
「この辺は治安が良くないから
早く帰るようにね。」
と言われたそうです
実際に住んでみないと、
何が不便か分からないこともあるだろうし、
引っ越し費用や敷金などは
無駄な気がするけれど、
今回は、
引っ越しに同意することにしました
（仕方がないので、
費用も払ってあげることにしました(>o<)）
「次は、卒業までは住んでね。
余程の事情が無い限り…
」
釘は一本、刺しておきました
4ヶ月半ぶりにあった大吉君
随分と変っていました
どこが変ったかというと…
第一にヘアスタイル
大学入学時はマッシュルームカットで、
バナナマンの日村さんみたいだったのに、
今は、
スパイラルパーマというのをかけて、
お洒落～になっていました
そして…痩せてる～
元々細かったけれど、
もう～ガリガリに近いくらい
痩せてしまっています
「キッチンが狭すぎて、
料理も出来ない…
学校まで時間がかかるから
朝も食べる時間がないし、
マンションの近くに安いお店もないし…」
痩せたのも、
マンションのせい？
引っ越ししたら、
ちゃんと食事を作るのかなぁ～
朝も、早く起きれば
良いだけのことだと思うけど…
見かけは変っていたけれど、
中身は今までと変らず…
相変わらず、
よく食べ、よく喋り、よく寄って来ます
昨日は、主人の実家へ一緒に帰り、
お墓参りにも行ってきました
大吉君は、
お小遣いも貰ってご満悦
帰りに、
「お小遣いをありがとう～
」と
大声でお礼を言っていました
モヒカン刈りにしようが、
ドレッドヘアにしようが…
髪型はどれだけ変っても良いけれど、
そういうところは、
ずっとそのままでいて欲しいです
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