明けましておめでとうございます
今年も宜しくお願い致します
冬休みに入り、
生徒さんに5時間特訓を行いました
学年に応じて、
あるいは
個人のレベルに応じて
その内容は異なりますが…
「5時間特訓なんて
どんな内容なのかな?」
「家でも出来るのかな?」
と、思う親御さんもいらっしゃるかも
しれないので…
小学5年生(男の子)に行った
一例を挙げてみますね
《5時間特訓 学習内容》
・算数単元毎のまとめプリント
(A430枚)(5年生全範囲)
・作文特訓
・理科単元毎のまとめプリント
(A415枚)(5年生全範囲)
まず…
1限目(50分)
算数単元毎のまとめプリント
A410枚、必死に解く!
10分休憩
2限目(50分)
理科単元毎のまとめプリント
A415枚、必死に解く!
(11枚しか出来ませんでした)
10分休憩
3限目(50分)
作文特訓
3段落構成の作文の書き方を指導し、
お題を決め、文章を書いていく!
(この時間は、お喋りOK!なので
色々話しながら考えます)
10分休憩
4限目(50分)
算数単元毎のまとめプリント
A410枚、必死に解く!
10分休憩
5限目(50分)
算数単元毎のまとめプリント
A410枚、必死に解く!
最後10分、
採点したテストを見せ、
弱点を指摘する。
今後、どの分野を補強して
どういう学習計画で勉強すれば
成績が上がると思うか、
一緒に話をする。
終了~
と、ざっくり言えば
こんな感じです
生徒さんがプリントを解いている間、
私は何をしているかと言うと…
○付けをしているか、
解いている様子を
じっと観察しています。
見ていて、
見直しがしっかり出来ていないと
思えば…
「頭から、もう一度見直し!」
と、ピシッと言います
図形などで、
時間がかかる解き方をしていれば、
「3-1、時短のやり方を説明」
と、メモしておき、
後で、効率の良い解き方を説明します。
ちょっと考えてから
正解を導き出している場合は、
「5-2、不安そう(類似問題)」
と、メモしておき、
後で、類似問題を出し、
躊躇なく解けるようにします。
式が飛んでいる、
無駄な式が入っているなども
必ずチェックします。
答えが正解であっても、
式がちゃんと書けていない場合、
ケアレスミスに繋がったり、
時間のロスになることがあるので、
答えを導き出す過程を大事にします
このように、常に生徒さんの様子を
間近で観察しているので、
変化がよく分かります。
小学5年生(男の子)の生徒さんは
指導を初めて9ヶ月。
最初は、
私が用意した問題集の7割が解けず、
応用問題に至っては、
ほぼ壊滅状態…
「先生、こんな問題、
解ける子いるの~?」
と言っておりましたが、
今では、
かなり解けるようになりました
先日も…
「割合のテスト、
クラスで僕1人100点だった」
と大喜びでした
テストの点数や、
問題の解ける量だけでなく…
勉強が出来るようになると、
様々な面で変化があります。
一つ目は、
“丁寧に文字を書くようになる”こと。
(高校生くらいからは
また別ですが…)
小学生、中学生では、
大半の子達が、
勉強が出来るようになると、
文字を丁寧に書くようになります。
「文字が汚くて数字を見間違えたら、
×になってしまうよ~
せっかく勉強が出来るようになったのに
そんなことで×になると勿体ないよ~」
と、私がひつこいくらい言うので…
特に、私の生徒さんは
字を丁寧に書くようになるのかも
しれませんが、
字が綺麗になってくると、
「ああ~もうすぐ成績が上がるな」
と思います。
二つ目は、
“言い訳しなくなる”こと。
分からない問題が多く、
×がたくさんついていると、
「この宿題をした時は、
眠たかったからなぁ~」とか、
「出かける前にしたから、
慌ててたんだよ」とか、
間違えた言い訳をする子がいます。
また、宿題が出来ていない時も、
「その宿題を書いてるの、
気づかなかったよ…」とか
「おかしいなぁ~
ちゃんと確認したはずなんだけど、
どうしてかなぁ~
夢でも見てたのかなぁ~」とか…
思わず笑ってしまうくらい
下手な言い訳をする子もいます
ですが、
勉強が出来るようになってくると、
「ここ間違えてるよ」
と言うと、
言い訳するより先に、
「えっ?どうして違うの?」と、
問題の本質を知ろうとします。
宿題が全部出来ていない時でも、
「全部は無理だった…」と
事実を述べるだけ。
ほとんどの生徒さんが
“出来ない言い訳”をしなくなります
三つ目は、
“ケアレスミスが減る”こと。
学力がついてくると、
確実にケアレスミスも減ってきます。
少なくとも、
今までの私の生徒さんは、
ほぼ全員…そうでしたね
5年生の生徒さんも
5時間特訓でやった算数プリント30枚、
ケアレスミスはゼロでした
学力がついてくると、
落ち着いて解く習慣も出来るので、
見直す余裕も出来てくるんですよね。
もちろん、
「問題文を手でなぞり読み直し、
割り算は割る数と商をかけて
あまりを足し、
かけ算も筆算を見直し、
最後に答えの単位が問題と
合ってるかどうか確認し…」などと、
見直しする方法も、
しっかりたたき込みます。
小学低学年では、まだ上手に
テストの見直しが出来ません。
4年生くらいから、見直しする方法を
ご家庭で教える必要があると思います。
(学校では「見直ししてね」と言うだけで、
具体的な見直し方法までは
指導しないでしょうから…)
四つ目は、
“テストの点数にこだわる”こと。
「あ~、98点だった…」
「いやいや、98点は上出来だよ」
「いや…
100点取れるテストだった」
あまり勉強が出来ない時期は、
98点でも大喜びでしたが、
成績が上がり出すと、
一つのミスにもこだわるようになってきます。
これが良いことなのか、
あまり良くないことなのか…
それは色々と思うところはありますが、
(私は基本的には…
あまり点数にこだわり過ぎないように
生徒さんに言います)
ですが…
この現象も、成績が上がる前兆の
“鉄板”ですね
五つ目は、
“勉強を嫌がらない”こと。
小学生で”5時間特訓”ですよ~
普通は、
「え~っ、嫌だなぁ~」とか
「やりたくないなぁ~」って
言うと思いませんか?
言わないんですよね、これが…
「ご希望される場合は、
5時間特訓を行っていますが…」
と言うと、
親御さんも生徒さんも、
一瞬、驚いた顔をされますが、
どちらも即答で、
「やりますっ」って。
(私が小学生の時なら、
絶対に「やらないっ」と
言ったと思いますが…)
小学生であれば、
勉強するよりもゲームをしたり
テレビを見たいのは当たりまえ!
ですが、成績が上がり出すと、
“嫌がらずに勉強できるようになる子”
が多いですね
5時間特訓は、中学生もあります。
でも、どの生徒さんも、
「あまりしんどくなかった。
また、やれる」と言っていましたね
(全員、若いですしね~)
「じゃあ、春休みは
6時間特訓ね」と言うと、
みんな「はいっ」と
言っていました
いや、
冗談だったんだけど…
「え~っ」って
答えを期待してたんだけど…
塾の先生は、
休憩もあるだろうし、
交代もあるだろうし、
生徒に付きっきりでもないけど、
家庭教師で5時間は
キツいんですけど~
でも、子供達のためなら、
老体にムチ打って頑張ります~
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