今更ながらですが…
私のブログは、
家庭教師歴20年、そして母である
という経歴が元になっています
家庭教師というのは、
ある意味、特殊なお仕事です。
週に2、3回、
定期的にご家庭にお伺いするので、
生徒さんのご家庭でも、
半分、家族のような感じになります
独身の頃は、
夕食を頂くこともありましたし、
朝食抜きで、朝からお伺いして、
お腹がグウグウうるさい時には、
生徒さんが”ばあやさん”にお願いして
おにぎりとお味噌汁を
持ってきてくれたこともありました
(そんなお仕事ってあまりないですよね。
家庭教師は、
家政婦や介護ヘルパーさん同様、
ご家庭に密着したお仕事だと
思うんですよね。)
今は、私に家庭があるので、
食事をご馳走になることは
ほとんどありませんが、
リビングを横切り、
妹弟がご飯を食べているのを
見ることはあります。
夕食にカレーを食べているのを見ると、
「あ~うちも明日はカレーにしようかな?」
と思ったり、
(あまりに良い匂いで…)
唐揚げを食べているのを見ると、
「帰りに、買って帰ろうかしらん」
と思ったりします
そういう状況なので、
塾の先生や学校の先生以上に、
ご家庭の様子に詳しくなりますし、
様々な場面の親子関係を
目の当たりにすることも多いです。
親子でたわいもない会話を
している場面、
成績を見て怒っている場面、
友人関係が上手くいかず
お母さんに泣きながら相談している場面、
志望校を悩んでいる場面、
兄妹げんかを仲裁している場面など…
多くのご家庭で、
様々な親子劇場を見てきました
教育に携わる男の人や、
子供を育てたことがない人は、
「子供を大声で叱るな」とか、
「子供を感情で怒るな」とか、
「口出ししすぎるな」とか…
言いますが、
私達、母親も人間です!
子供に腹が立つこともありますし、
怒れば声も大きくなります。
(静かに冷静に怒るなんて
出来ますか?
それが出来るくらいなら、
最初から怒りませんよ)
女性ですから、
バイオリズムの関係でイライラして、
感情的になることだってあります。
相手はまだ子供ですから、
心配のあまり…
口出ししたくもなります
(私も実家の母に…
「ホント、過保護よね~
そんなのでちゃんと自立出来る子に
育つのかしら?」と心配されましたが、
今は寂しいくらい自立しています)
私が見てきた数多くのご家庭、
全く感情的にならないお母さんなんて
1人もいませんでしたね
「私が怒ったりするから、
子供が勉強しないんでしょうか?」
「私の育て方が悪かったから、
成績が伸びないのでしょうか?」
「感情的に怒るから
子供が言うことを聞かないのでしょうか?」
そう心配されるお母さん、
よくいらっしゃいますが、
(よっぽどひどい場合を除き…)
あまり関係ないと思いますね。
(”近所中に響き渡るような声で、
週に何回も、何時間も怒鳴り続け、
次の日に全く声が出ない””
こういう状況が何年も続くような場合は、
もしかしたら専門医に相談された方が
良いかもしれませんが…)
時々怒ったり、
感情的になったりすることは
誰にだってありますし、
そういうご家庭でも
成績優秀者は大勢育っています
同じ親に育てられても、
兄弟で成績が異なる場合も多いです。
大切なのは、
“子供にどういう悪い影響を及ぼしたか?”
ではなく…
“子供にどういう良い影響を与えたか?”
だと思うんですよね
「怒ってしまって申し訳ない」
と思ったら、
「ごめ~ん、感情的になっちゃった」
と、素直に謝り、
また、仲良くすれば良いと思います
子供は母親が大好きですから、
すぐに許してくれると思いますよ
成績に影響するのは、
“親の育て方”というよりも…
“親がどんな背中を見せるのか?”
と
“親がどれだけ有意義なサポートを
行ってきたのか?”
だと思います
中学生(特に女の子)がよく言うのが、
「私に勉強しろってうるさく言うくせに、
お母さんは、
いつもスマホをいじってばかり。
ドラマだって、何本も録画して
ずっと見てるんだよ~」
というお母さんへの愚痴
「そりゃ~、お母さんは
今は勉強する必要もないし、
ドラマも見たいでしょ
お母さんも中学生の時は、
ちゃんと勉強してきたと思うよ」
と、一応フォローはしますが…
子供さんのテスト期間中くらいは
“スマホを控え、ドラマは
子供が学校へ行っている間に見る”
という心配りがあっても良いのでは?
と思います
「うちの子、
全く本を読まないんですよ。
先生からも、
読書するように言って下さい」
と言うお母さんが、
一冊も本を持っていないのでは、
子供に読書習慣が出来るはずがない
せめて、読み聞かせくらい
一緒にしてあげて欲しいと思います
お子さんはビックリするくらい
親のことをよく見ていますよ~
“素晴らしい背中”じゃなくても良いので、
“素敵な背中”を目指して…
親も頑張ってみては如何でしょうか?
そして、小学校低学年から、
勉強が出来る環境を
ご家庭内に作ってあげることが、
成績優秀者への第一歩だと思います。
そして、そして、
子供さんに合わせた有意義なサポートを
必要とされなくなる時期まで、
しっかり行ってあげて下さい
お母さんが、
多少、ダメなところを見せても、
育児に迷っていても、
日々完璧じゃなくても…
そんなことは、
どこのご家庭にもあります。
お子さんも、自分の子供を授かれば…
「育児は大変だったのに、
お母さん、頑張ってくれていたんだね」
と、思うことでしょう
親が少々不出来だったとしても、
成績には影響ないと思います。
そんなことを気にするよりも…
前向きに、
日々のサポートに力を注ぎ、
お子さんとの二人三脚を楽しんで下さい。
「母も人間なんだよ!
多少は大目に見てよ(^_-)」
くらい開き直り…
“明るい肝っ玉かあちゃん”でいることが
良い家族関係になるような気がします
(もちろん、
母の声かけ次第で勉強のやる気が
アップしたり、
子供さんをより伸ばすような
褒め方をすることは
成績アップに繋がると思います(*^o^*)
(過去の記事に書いています!))
コメント