どうすれば親の言葉が子供に届くのか?


以前、息子の言葉に撃沈したことが
ありました(ToT)


それは… 
「テストが終わると、
親は必ず“出来た?”って聞くよね。

あれって、
親が“不安だから…”だよね~
って友達と話してたんだよ。」



「ちがうでしょ。
それは子供のテストの出来不出来を
親が心配してるからじゃないの?」

「じゃあ、テストが終わってすぐに
どうだったか聞く必要はないよね。
結果が出るのを待てばいいんだから…」

「………(+_+。)」



確かに…
テストが終わって帰ってくると、
「どうだった?」と聞いてしまいます。



それは、
結果が出るまで待てず、
「出来たよ」という言葉を聞いて、
安心したかったのかもしれません。



それ以降、テスト終わりに
「どうだった?」とか「出来た?」とか、
一切、聞かないことにしました(;^^)



子供って…
親が自分の保身のために言っている
言葉なのか、

それとも、
本当に自分のためを思って
言ってくれている言葉なのか、
本能的に分かるんだと思います。



スーパーで、
お菓子やおもちゃが欲しいと、
大泣きしている子供に、
大声で怒鳴りつけているお母さんを
見かけることありますよね。

ああいう場合、いくら怒鳴りつけても、
大抵子供は泣き止みません。
余計に大泣きしていることも
よくあります。



あれも、
親が本当に自分のことを思って
怒鳴っているのではなく、

言うことを聞かない子供にイライラして
感情的に怒鳴っていることを、
子供は見抜いているんだと思います。



そういう親の声って、
何度言っても、
いくら大声で怒鳴っても、
まったく子供に届かないんですよね。



“幼いころは、
親の言うことをよく聞く良い子だったのに、
小学校高学年くらいから、
親の言うことを聞かなくなった”
という話もよく聞きます。



それも…幼いころは子供に寄り添い、
一緒に宿題を見てあげたり、
絵本を読んであげたりしたのに、

小学校高学年くらいからは、
「早く宿題をしなさい」とか
「どうしてこんな成績なの?」とか
「もうすぐ中学生なのに、
こんなことも出来ないの?」と、
頭ごなしに言ってしまうので、

子供の心には
届かないのかもしれません(。・_・)



親の言葉が子供に届くためには、
言葉だけでアドバイスするのではなく…

「宿題が出来ないの?
じゃあ、一緒にする?」とか、

「一人で漢字が覚えられないなら、
テストしてあげるよ。」とか……

子供に寄り添った行動とともに、
言葉をかけることが
大切だと思います(*^o^*)



“もう高学年なのに自分で出来るでしょ”
“いつまでも親が手出しをすると、
自分で何にも出来ない子供になってしまう”
“子供にとって、
早く自立させることが大切だ”
と、思うお母さんもいるかもしれません。



ですが、
何歳で出来るようになるかは、
個人差があります。


そして、
“出来るようになるのが遅い”
ことは、決して悪いことではありません。



出来るようになるまで、
一緒にすればいいよね(^^)と
“デーン”と構えて、

ゆったりと育児をすることが、
“親の言葉が耳に届く子供”
に育てることに繋がると思います。



我が家の場合、
小学校卒業するまで、
「時間割は合わせた?」
「忘れ物はない?」
「お友達と何か約束ある?」とか、

「先生に○○聞いてきてね。」
「社会の教科書を持って帰ってね。」
とか……


典型的な
“転ばぬ先の杖”教育でした(>o<)



親にも友達にも、
「過保護過ぎるんじゃない?」
とよく言われました。

(もちろん、私は私なりに
子供が親離れすることを考えて
育児をしているつもりでしたが…)



中学生になっても、
テスト範囲のチェックから、
やるべき勉強の管理、
忘れ物をしないように声掛けまで…
かなりのサポートをしてきました。



ですが、高校3年生になった今、
勉強に関しても、塾のカリキュラム、
友人関係や、日常生活に関しても…
すべて自分で管理出来ています。



“長期間、親がサポートすると、
自立できない子供に育つ”
というのは、間違いだと思いますね!
(あくまで私の考えですが…)



親がしてきたサポートを、
息子はちゃんと見ていて、

それと同じか、
あるいはそれ以上のことをしようと
努力しているんだと思います(^_-)



たま~に、
お弁当箱を忘れてきたりしますが(´д`)



そして、大学の進路のことや、
勉強のことについても…
「ちょっと、話しておきたいことがあるから、
真剣に聞いてくれる?」と私が言うと、

「うん、分かった(^▽^)」
と、私のアドバイスを聞き、

「それもそうだね、
ちゃんと考えてみるよ!」と、
素直に受け入れてくれます。



“長くサポートをすることは、
多くの時間を子供と一緒に過ごせる”
母にとっては、
楽しいことではないでしょうか?



そして、
親の言葉が子供に届くためには、
子供の立場に立って
話をすることも大切だと思います。



自分が小学生の時、
どうだっただろうか?

自分が中学生の時、
どうだっただろうか?


やっぱり出来ないことのほうが
多かったんじゃないだろうか…



昭和、平成、令和と時代は変われど、
子供の成長するスピードは
ほとんど同じです。




“年齢以上のことを
あまり求めすぎない”のも

子供さんに受け入れられる
一つの手段かもしれませんね(^^)

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