親子関係の悪化は、成績にも影響?

20歳の頃から家庭教師を始めて…
30年以上が経ちました。

(実質勤務年数は20年くらいです)



今までお伺いした家庭教師先には、
本当~に、色々なご家庭がありました。

大半は、
経済的にも余裕があり、
ご家庭も円満で、

一介の家庭教師にしか過ぎない
私の事も、とても大切にして下さり…
文句なしの良いご家庭でしたが、



ごく希に…もうやめたいあせる
思うような状況もありましたガーン



「先生、週に5回お願いしたいのですが、
良いですか?お願い

「5回ですか?びっくり
今は、中3生が卒業したばかりなので、
空いてはいますが…
本当に週5回ですか?」

「はい、お願いします」
と、ご依頼がありました。



ですが…
週5回のうち、3回は
当日にキャンセルの電話が入りますショボーン

「あの~それであれば、
最初から週2回にして貰えませんか?」
と言うと、

「そうすれば、
先生、他の生徒さんの所へ行きますよね。
それはどうしても嫌なんですショボーン

えっ? そういう理由ですか?
(って、どういう理由?ゲッソリ



それは、さすがに困るんですけど…むかっ
“すったもんだ”はしましたが…
結局、辞めさせて頂くことになりました汗



このご家庭は、
とてもお母さんがヒステリックで、
夜中に三時間も四時間も怒鳴り散らし、

翌日、全く声が出ない…ということが、
月に二、三回はありましたびっくり




週2回、授業予定だった中学生。
「先生、娘が体調があまり良くなくて、
週一回にして頂きたいのですが…ショボーン

「良いですよ!
ですが、水曜日か土曜日のどちらかに
決めて頂くことになりますニコニコ

「いや…今までも、
どちらかしか受けられていないことが
多かったですよね。
このままでは、ダメですか?」



いや、ダメでしょ、普通…
週1日しか出来ないのに、
2日キープしてくれなんてショボーン

何ヶ月もその状態で、
我慢はしていましたが…えーん

「先生、二日押えると、
収入面で大変ということですか?
だったら、他の家庭教師に替えることも
考えますが…
そうはしたくは、ないですけど。」


(いやいや、
どの家庭教師も断るでしょむかっ
倍額払ってくれるなら別だけど…)


すいません。
どうぞ、他の家庭教師に変えてください、
と、思いましたね…正直チーン

ですが、この生徒さんは
非常に人見知りが激しく…
ようやく
少しずつ心を開いてくれるように
なったばかりだったので、

お母さんにコンコンと説明をして、
週1日、曜日を決めて貰いましたウインク



こちらのご家庭は、
とても親子関係が悪かったです。

お母さんも子供に冷たかったですし、
子供さんもお母さんに対して、
平気で「長生きしなくていいから」と
言っていました滝汗



家庭教師を雇うご家庭は、
裕福で、温かい雰囲気のご家庭が
ほとんどですラブラブ

ですが…(稀ですが)
私が「辞めたい…」と思ったご家庭は、

全て、親子関係が上手くいっていない
ご家庭でした。

(親子関係が悪いのと、
常識的な判断が出来ないことに
因果関係はないと思いますが…)



家庭教師は、
定期的にご家庭へ伺い、
子供さんと二人だけで過ごしますから、

段々と打ち解けてきて、
色々な話をしてくれるようになります。

(2年、3年継続している場合は、
親に話せないようなことまで、
相談してくれる子供さんもいますウインク



それは、子供さんだけでなく、
お母さんも同じです。

帰りに引き留められて、
色々なお話をすることもあります。



“親子関係が上手くいっていない”
と思う判断材料は、
その会話の中にあります。



親子関係が上手くいっていないご家庭は、
お互いが 、相手のいないところで、
悪く言うんですねショボーン

「お母さんとは一緒に暮らしたくないので、
早く家を出たい」

「お母さんと性格が似ていると言われると、
悲しい」

「お母さんのような母親には、
絶対になりたくない」

「お母さんを見ていると、
結婚したくない」

「早くお母さんがいないところで
生活がしたい」

「あの人(お母さん)が言うことは
全て自分のためだから…」



お母さんの方も、凄いです。  

「娘とは性格が合わない」

「一緒にいると疲れる」

「育児が楽しいとは思わない」

「本人の人生だから、
どうなっても仕方がない」

「娘と居たくないから、
仕事に逃げている」

「可哀想な子だ…」

「育て方を間違えた、失敗作だ!」



こういうことは、
どちらかが一方的に言ってる事は
ほとんどなく…

子供が言っていれば、
親も言ってるし、

親が言っていれば、
子供も言ってます。



こういうご家庭にあたった時、
私は正直…家庭教師を辞めたいですえーん

なぜなら…
前述のようなトラブルもあるし、
何よりも、成績が上がりにくいからガーン

家庭が円満で、親子関係が良好であり、
毎日を楽しく過ごしている子は、
勉強に対しても意欲がある場合が多く、
(中には、ない子もいますが…😓)

素直に話を聞き、
成績も上がりやすいですウインク



しかし、親子関係が良好でない場合は、
気分にムラがあり、集中力に欠け、
意欲的でないことが多いです。

家庭教師は、勉強指導のプロであっても、
所詮、赤の他人。

寝食を共にする家族内の関係が
上手くいっていないのに、

赤の他人が、
内に入って勉強を教えようと思っても、
上手くいくはずがないんですよねショボーン



そして…
親子関係が上手くいっていない
ご家庭の子供さんは、

他人の話に
素直に耳を傾けてくれない事が多いです。



「中学生なのに、本気で
母親が嫌いだと思う子供っている?」
と、思われるかもしれません。

「まだ中学生だから、
これからいくらでも親子関係を
修復出来るんじゃない?」
と思われるかもしれません。

そう思うお母さんは、
きっとご家庭が円満なんだと思います照れ



いますよ、実際ガーン

外から見ただけでは、
きっと分からないと思いますが…



そして、こういう場合…
修復しようと思っても、

親は、まだ歩み寄れても、
子供さんは、歩み寄れない場合が
多いです。



親はどこかで…
「私が生んだ子だから、
色々あっても何とかなるだろう~」
という思いがあるのでしょうが、

子供さんのほうは、
「生んで育てて貰ってるから…」
という気持ちを重視する場合は
少なく、

「歩み寄るよりも、早く自立したい。」
と、考えてしまうのかもしれません。




何かきっかけがあれば、
修復できるのかもしれないし、

子供さんが、大人になれば
また考え方も変わるのかもしれませんが…

何年間も、親子関係が悪い事は、
勉強に必ず影響しますえーん



親子関係の修復方法は
私の専門外なので、
アドバイスしようがありませんが…



一つ言えることは、
子供は大人が思うよりも敏感です。

「どうして100点取れなかったの?」
の一言が、

100点を取る子供の母になりたい
から、言っているのか、

子供にとって、100点を取ることが
必要だから言っているのか…

幼い子供でも、
感覚で分かるんだと思います。

また…
親子関係が悪化する前には、
子供は色々な場面で
サインを出していると思います。

「もっと僕の話を聞いて欲しい」
「勉強の必要性が分からない」
「友達と遊ぶ時間が欲しい」
「勉強よりもスポーツがしたい」
「スマホをチェックしないで欲しい」
「勉強することに疲れている」
「自由な時間が欲しい」
「怒る時間を短くして欲しい」
「夫婦喧嘩をしないで欲しい」
「一人になれる時間と場所が欲しい」
「勉強以外で一緒に何かしたい」
「友達と比べないで欲しい」
「お小遣いを自由に使わせて欲しい」
「夕食を一緒に食べたい」
「習い事をやめたい」
「家柄を自慢しないで欲しい」
「祖父母に優しくして欲しい」…

これらは、
今まで私が生徒さんから聞いた言葉の
一部です。

子供は子供で色々考えています。


もちろん、
子供のやりたいようにやることが
正解ではないですが…


まだ小さいからと
全て親の言いなりにさせるのではなく、

話を聞いてあげたり、
子供さんの様子をしっかりみて
気持ちを察してあげたり…

一人前の人間として接することが
良好な親子関係を築くことに繋がる

と、私は思います照れ

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