以前、メンタリストDaigoさんの動画で、
「子供の才能は、遺伝子が半分、
残りの大半は環境で、
親の影響は10%くらい」と
言っていましたが、
親が有名大学卒じゃなくても、
子供が難関大学へ合格しているご家庭、
よくありますよね~
私の友人にも多いですし、
家庭教師先でも
「間違いなく有名大学へは
合格するだろう~」と思う
優秀な生徒の親御さんが、
大学へ行っていないこともあります。
しかし、
集団指導の生徒さんの中には、
「この親なら子供が勉強出来なくても
仕方がないかなぁ~」
と思ってしまうこともありますし、
公立小学校や公立中学校では、
“高校を選ぶ事が出来ない”
(行ける高校がほとんどない…)
という状況でも、
親があまり気にしていないことも
あります
(そういう親御さんは
私のブログなんて読まないでしょうが…)
また、
親が受験経験がないために、
子供の才能を潰してしまっている…
というご家庭もあります
高卒の両親の子供が
国公立大学へ合格したりすると
よく…
「トンビが鷹を生んだ」とか
「突然変異だ!」などと
偶然の産物のように言われますが、
私が思うに、
やはりそれなりの理由があります。
では、どういうご家庭であれば、
親に学歴がなくても
子供が高学歴になるのでしょうか?
《その1》
経済的に余裕がある
“東大生の半数以上が、
年収1千万以上の家庭に育っている”
というデータがあるようですが、
塾や家庭教師を雇うにしても
お金がかかりますし、
ある程度の経済的余裕は
やはり必要だと思います。
《その2》
小学生までは母親が家にいる
“お母さんはパートに行ったとしても
子供が帰宅する3時頃には家にいる”
そういうご家庭に、
成績優秀者の子供さんが多いです。
お母さんも時間に余裕があるので
イライラすることが少なく、
お子さんも性格的に落ち着いています。
宿題を見てあげる時間もあり、
学習習慣も付くのでしょう。
《その3》
「私達は学歴がなくて苦労したのよ。
だから、
あなたは絶対に良い大学へ行きなさい」
とは言わない
つまり、
“子供に大学へ行くことを押しつけない”
大学へ行った人が、
「大学生活は楽しいよ~」
「大卒の肩書きは
あって困るもんじゃないからね」と、
子供に大学進学を勧めると
ポジティブな意見になりますが、
大学へ行っていない人が
「大学へ行きたかったのに
行けなかったから」とか
「大卒の肩書きがなくて
苦労したから」と話をすると
ネガティブな意見になってしまうことが多いです。
希に、素直に話を聞いてくれる子も
いるかもしれませんが、
最近の子供達って
“ハングリー精神がない”のは言わずもがな
“根性論”も受け付けない子が多いです
《その4》
自分に学歴がないことを
親が卑屈に思っていない
「私は高校しか出てないから、
中学の勉強も見てあげられないけど…
でも、うちの子、
誰に似たのか良く出来るのよ~
凄いわぁ~」
こういう、のほほ~んとした
会話をされるお母さんが多いです
私の家庭教師先のご家庭でも、
「そんな難しい問題、
お母さんには全く解けないけど、
○○君は凄いのね~」
と、いつも言っているお母さんがいました
生徒さんも
「勉強のことはママに聞いてもダメだよ
全然分からないから…」
と言っていました
でも、その生徒さんは
お母さんをバカにすることもなく、
良い点数を取ると
お母さんが手放しで喜んでくれるのが
嬉しくて、
すごく勉強を頑張り、
第一志望校中学へ合格しました
そのお母さんは本当に人柄が良く…
「今日は平安時代や室町時代の歴史を
勉強したんですよ~」
と帰り際に話をすると、
「凄い~
ママは全然知らないから、
○○君、あとで教えてね~」
と言っていました
素直な○○君は、
夕食時にママに歴史を教えてあげます。
そうすると、
頭の中が整理され、記憶が定着し…
ますます勉強効率が上がるわけですね
反対に、「どうぜ私は高卒だから…」と
親が卑屈になってしまうと、
「私をバカにした」
「バカにしてないのに…」などと、
子供の学力が上がるにつれ、
しょ~もない親子喧嘩が勃発することが
多いです。
これは結構、厄介な問題で…
子供も疲れてしまいますし、
仲裁する人間も大変です。
(親のプライドの問題が絡んでくるので…)
やはり、
子供の成長は手放しで喜ぶことを
お薦めします!
《その5》
夫婦仲が悪くないこと
夫婦喧嘩が絶えない家庭や
夫婦仲が冷め切って
会話のない家庭だと、
子供達は勉強以外の事に
気持ちやエネルギーを取られます。
子供にとって
家庭内が唯一の自分の居場所です。
落ち着いて勉強するためには
穏やかな環境が必要です
喧々囂々と喧嘩の声が響いていたり、
会話もなく、シーンとした家庭では
勉強どころではありません
夫婦ラブラブでなくても良いですが、
“子供が両親の間を取り持つ必要がない”
くらいには…
仲良くしておくのが得策だと思います
《その6》
小学中学年からは、
学習指導はプロに任せる
(中学受験をしない場合は、
小学高学年から)
今はネットが普及し、
自分に受験の経験がなくても、
多くの受験の情報を得ることが出来ます。
ですが、反対に情報が多すぎて
どれを信用して良いのか分からなくないですか?
自分に受験の経験がある場合は、
それを基準に色々な判断が出来ることも
あると思いますが、
受験だけに限ったことはありませんが、
経験がないことに関して、
情報だけでどうにかすることは難しいです。
ネットで色々な情報を調べて
「これで完璧!」と思って
キャンプをしてみると…
やっぱり思ったように出来なかった、
色々と不具合が出てきた!
ということがありますよね~
キャンプであれば、
何度もやってるうちに上手になるでしょうが、
受験はやり直しが出来ないですし、
時間もリミットがありますから、
やはりプロの講師に任せるのが良いと思います。
《その7》
学歴がなくても賢い親である
“高学歴=人間として賢い”
これは成り立たちません
たとえ大学を出ていなくても、
賢いお母さんは大勢います
規則正しい生活をして、
栄養を考えて料理し、
いつも家の中を整理整頓して、
清潔な暮らしをしている。
頭ごなしに話をするのではなく、
子供の言葉にいつも耳を傾け、
自分の感情をちゃんとセーブ出来る。
子供を親の所有物とは思わず
子供の人格や個性を尊重し、
子供自身の幸せを願っている。
“学歴があること
お金があること
他人より秀でていること
容姿端麗であること”
このような価値観だけで人を判断せず、
他人とも
本質をみて付き合うことが出来る。
そして、
自分の事よりも子供を優先し、
愛情深く育てている
実は…
これが一番大切なのかもしれませんね~
前述の通り
メンタリストDaigoさんの動画で、
「子供の才能は、
遺伝子が半分、残りの大半は環境で
親の影響は10%くらい」と
言っていましたが、
子供が小学生くらいまでは、
環境も親の考え方次第で変えられますよね~
“子供の才能の半分は遺伝”
“半分だけ“と捉えるのか、
“半分も“と捉えるのか…
それも考え方次第だと思いますね
私はもちろん…
「親の遺伝子は半分だけ
親や子供の頑張りで
大きく羽ばたくことも出来ますよ~」
と声を大にして言いたいです
コメント
ありがとうございます。このブログ、とても元気が出ました。私が専門卒なので、大卒の賢いお母さんをもつお子さんには、敵わないのではないかと心のどこかで思ってました。
あまり気にせず、これからも子供の応援をしていきます。
こんにちは~
高卒でも専門学校卒でも、賢いお母さんは大勢いらっしゃいますよ(^_-)
そして…(ブログには書きませんでしたが)母親が高学歴でも、子供さんが勉強嫌いになり…大学へ進学しない場合も当然あります(>o<)(私の生徒さんではありませんが(;^^;) 私の周りでも、お母さんが高学歴でなくても、子供さんが超難関大学へ進学したり、医師や大学の講師になっている人は大勢います。どのお母さんも大卒ではありませんが、お子さん思いで、とても人間的に賢い方々です。お母さん自身が勉強が出来るか否かよりも、どのように子供に向き合うか、どのように愛情深く育てていくか…そして、手をかける所と、手をかけない所を的確に見極めることが大切なんじゃないかと私は思います! 「あまり気にせず」ではなく、「全く気にせず」これからもお子さんを応援してあげて下さいね~!!! ブログを読んで下さりありがとうございます(*^o^*)