私は、長年家庭教師をしています。
どの生徒さんにも、
同じ問題を同じように教えるので、
その学力差は歴然です(゚ロ゚)
そして、
勉強が”出来る出来ないの差”
だけでなく…
分からない問題がある時、
私に質問するレベルも、
生徒さんによって
大きな違いがあります。
例えば…
「先生、A式までは分かりますが、
そこからなぜB式が導き出されるのかが
分かりません。」
と、どこまでが理解出来ていて、
どこからが分からないのか、
具体的に説明出来る生徒さん。
「先生、この問題、
今までよりめっちゃムズい~。」
と、分からない事を、
アバウトに説明する生徒さん。
「なんすか、これ~?
え~、やっば~」
と、主語も述語もない文で
表現する生徒さん。
「………………………………。」
じーっと問題とにらめっこをしてるので、
「分からないのかな?」
と聞くと、頷くだけの生徒さん。
間違いなく…
具体的に説明出来る生徒さんが
一番成績が良く、
主語も述語もない生徒さんが
成績が良くないです(>o<)
(頷くだけの生徒さんは
シャイな性格の場合もあるので…)
東大の院を出て起業した伊沢拓司さん、
テレビに出ている松丸亮吾さん、
社会学者の古市憲寿さん、
京大卒の氏原さん…
高学歴の方々は…
みなさん、理路整然と話をし、
“口が立つ”と思いませんか?
(”口が立つ”=”口が達者である”
ということで、
悪い意味ではありません)
理路整然と話をするためには…
“自分の頭の中で考えを整理し、
話す事柄を取捨選択し、
相手に理解して貰えるように
言葉を選ぶ”
必要があります!
つまり…一瞬の間に、
この3つをこなす能力がなければ、
理路整然と話をする事が出来ない。
だから…
頭の良い人は、話上手な人が多い
のでしょう(^▽^)
また、逆に言えば…
“話上手になることが、
頭を鍛えることに繋がる”
のだと思います。
以前、中学受験のために、
小学5年生から
指導することになった生徒さん、
「先生、
息子の言う言葉が理解できません。
小学校5年生って、
こんなものなんでしょうか…」
「?????
子供さんと話をさせて貰えますか?」
子供さんと話をしました。
「中学受験をしようと思ったのは
どうしてかな?」
「ん~、ママが言った。」
「学校で、何をしている時が、
一番楽しい?」
「え~と、カードが人と違って、
◯◯するから、
ワッハッハってやつ」
まったく意味が分かりません(>o<)
「お母さん、
今までどんな日常でしたか?」
「この子にも、お姉ちゃんと同じように、
いくつも習い事をさせて…
宿題も見てきたんですけど…」
つまり…幼稚園の頃から、
「はい、そろばんへ行くよー」
と、習い事へ連れて行き、
帰ってくれば、
「今日は公文の宿題ね。
終われば、夕食を食べて、
お風呂に入って早く寝なさい!」
の毎日…
まして、親は上のお子さんの
送り迎えもしなければならず…
子供とゆっくり話す時間がありません。
“でも、親は忙しくて相手出来ないけど、
兄妹では話してるし…”
と、思ったお母さん!!
年齢の近い子供さん同士で会話をしても、
話は上手になりません。
つまり…幼い子供さんが、
幼稚園で友達といくらお喋りしても、
理路整然と話が出来るようには
ならないのです。
では、どうすればよいのか?
小学校までは、
毎日習い事を詰め込むのではなく…
「今日、
学校で楽しいことはあった?」
「お友達と、何をして遊んだの?」
「家庭科で何を習ったの?」
と、
お子さんとたくさん会話をする時間を
作りましょう。
息子が小学生の頃から、
私は、仕事が忙しかったので…
夕食の準備をしている横に立って、
今日学校であった出来事を
色々話してくれました(^_^)
忙しいからと…
子供に、ずっとYouTubeを見せたり、
アニメを見せたりする親もいますが、
それでは、
あまり子供の頭を鍛えることが
出来ません(´д`)
子供は、大人と会話をすることにより、
言葉を覚え…
表現方法を学び…
話術が上達し…
頭の回転が早くなり…
また、
聞き上手にもなります(^_-)
前述の5年生の生徒さん…
習い事を減らし、
自由時間を多く確保し、
お父さんやお母さんと
多く会話をして貰った結果…
半年後には、
「お姉ちゃんの通訳なしでも、
息子と会話が出来るようなりました」
って…
(今までは、
通訳が必要だったのか…(゚ロ゚))
また最近、
中学3年生の集団指導も始めましたが、
同じ学年の生徒さんが集まれば、
話すのが上手か否か…
その差は歴然です。
ほぼ単語で会話をしているグループ。
身振り手振りを交えながら、
ギャハギャハ笑っているグループ。
昨日見たドラマのことを
感想も交えながら会話しているグループ。
会話のレベル差は、
そのまま成績の差に直結しています(゚ロ゚)
(ギャハギャハ笑っているのが
悪いのではありませんが…(^_^))
やはり…
話し上手であるということは、
頭が良い(頭を鍛えている)ということの
一つの指標だと思います。
また、話し上手であることは、
文章の構築が上手いということなので、
文章力を付けることにも
繋がると思います。
幼い頃から、
英語を習わせたい。
計算練習をさせたい。
ピアノを習わせたい。
サッカーを習わせたい。
等々…
親は色々考えますよね(^▽^)
その中に、
“話し上手な子に育てたい”を
是非とも加えて下さい!
幼いお子さんとの会話を
一緒に楽しむことにより、脳が発達し、
“賢い子供さん”に育つと思いますよ(^_-)
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