計算が速くなる勉強法(どのような計算問題を解けば良いか?)

アメブロの方に計算に関する記事を
いくつか書いていますが…

小学生における計算力の強化は、
数学を学ぶ上でとても大切です。



そして、大学受験になると、
計算力の有無が点数に直結します。

なぜなら、
共通テストの数学は時間との勝負だから。

数学が得意でも満点が取れないのは、
ほとんどの子は”時間が足りないから”
なんですよね。
(問題数が多いので…)



計算力をつけるためには、
ひたすら計算をさせる?

いいえ、
それだけでは効率がよくありませんショボーン



「計算問題集を毎日させていますが、
あまり計算が速くなりません。」
と、よくご相談を受けますが、

普通の計算問題集を
普通に解かせていても、
計算が速くなるには時間がかかります。



実は…
計算は種類によって、
“習得すべきポイント”
があるんですよねウインク

そして、学年によって
“絶対にここは押えておくべき”
という“重要ポイント”もありますウインク

(私は学年を超えた先取り学習は
お薦めしていないので、
学校で習う時に練習すれば良いと思います。)



では、その“習得すべきポイント”とは…


《足し算》

何と何を足せば10になるかを
秒で答えられるようにする!

「今から言う数字に何を足せば10になるか、
パッと答えてね。」

お母さん「3」
お子さん「7」

学習方法はこんな感じです。



一桁と一桁の足し算も、
即刻で答えられるように、
口頭で練習するのがお薦めです。

お母さん「3+4は?」
お子さん「7ニコ」という風に。



《引き算》

“13-7 だと、
10-7をして3を足す”
こういう工夫して計算する方法を教える。

(”23-12 だと
23-10を先にして13-2をする”
という方法でも良いです。)

引き算の場合は、
特に、工夫して計算する方法を
身につける事が大切です!


足し算同様、
一桁と一桁の引き算も、
即刻で答えられるように、
口頭で練習するのがお薦めです。

お母さん「7-4は?」
お子さん「3ニコ」という風に。



《かけ算》

とにかく九九を完璧に覚える。
“何とか言える”レベルではダメです。

そして、順番でないと言えないのも
ダメです!

「八七?」「56」と、
単発でも秒で答えられるまで
訓練しましょうニヤリ

そして、出来れば…
11以上の段も覚えた方が良いですウインク

(息子は20の段までチャレンジしました。
今覚えているのは16の段くらいまでですが…)

《割り算》

商の当たりを付ける方法を
しっかり教える。

(割り算が遅い子は、当たりの付け方が
習得出来ていない場合が多いです。)






小学3年生までの“重要ポイント”は、
工夫して計算する方法を身につける
ことと、
□を使った計算を習得することです。

工夫して計算する練習は、
暗算で行った方が良いと思います。


例えば…
「13+9は?」
「13に10を足して23。
それから1を引くから、答えは22。」
という感じですウインク


または、
「13+9は?」
「13+7+2だから、答えは22。」
でも良いと思いますウインク

(ここで、何と何を足したら10になるか?
の練習が役立ちますビックリマーク


□を使った計算は、非常~に大事です。

□+5=18
□×4=36
53-□=29

↑こういうものです。


3年生では、
毎日、□を使った計算のプリント練習を
行っても良いくらいだと私は思います爆  笑




4年生の“重要ポイント”は、
式と計算のきまりです。

それをしっかり習得し、
ワンランク上の□を使った計算を練習します。

18×(108-□÷16)=1710
160÷□=5あまり25
19×21-324÷□=318

↑こういうものです。


□を使った計算が
スラスラ解けるようになれば、
□をX(エックス)に替えただけで、
中学生の方程式が解けるようになります。

反対に…
□を使った計算が出来ないと、
中学生から学ぶ方程式に、
悪戦苦闘することになりますガーン

もちろん、
割り算、小数の計算も、
サクッと練習しましょうウインク



小学校5年生の“重要ポイント”は、
何といっても…公倍数、公約数です。

公倍数、公約数が出来ないと、
分数の計算が出来ませんあせる

1~20くらいまでは、数字を見ただけで
約数が言えるくらいになることが
好ましいです。

そして、
ひたすら通分の必要な分数を解くビックリマーク


分数は、
引き算、足し算、かけ算、割り算が
含まれていますから、

量を解く事で、
全ての計算が速くなりますウインク

(私は5年生の生徒さんに、
毎日、通分の必要な分数計算を
課題に出していますニヤリ



6年生の“重要ポイント”は、
もちろん、文字を用いた式です。

4年生の□を用いた式を
文字に替えただけですが、

小数や分数が混じった、
より高度な問題を解くことがお薦めです。




計算練習は、プリントや問題集など、
書いて練習することも、もちろん必要ですビックリマーク

ですが、それだけでなく…
ある程度は暗算で計算出来る方法を
身につけておくことが、
よりスピードアップに繋がります。




どう工夫して計算するのが速いのか?
それは、数字によって異なります。

例えば…
2583+1308であれば
2583に1300を足して3883
それに8を足して3891と計算するのが速いでしょうし、

2583+1298であれば
2583に1300を足して3883
そこから2を引いて3881と計算する方が速いでしょう。



私は生徒さんが計算しているのを、
頭で暗算しながら隣で見ていて、

「ああ、その計算なら、
先に○○○を足して、
その後○○を引く方が速いよ。」とか、

「それは先に引いた方が速いよ。」と
アドバイスし、

どういう数字の場合に、
どうすればより速く計算出来るか、
身体で覚えられるように繰り返し指導します。


そして…それは、指導する側が
いつも工夫して計算していないと、
どの方法が最速なのかパッと閃きませんショボーン



(以前もどこかで書きましたが…)
私はその訓練方法として、
スーパーのレジでは
お釣りが少ないように、
毎回、頭で計算して小銭を出します。

(なので、
スーパーでは、いつも現金払いです爆  笑



計算力って、
常日頃から鍛えていないと、
即!衰えてしまうんですよね~汗

スーパーでの小銭の出し方、
頭の体操にもなりますよ!!
お子さんの指導の為にも、
老化防止!?の為にも…
是非、試してみて下さいね照れ



最後に…
計算問題集やプリントをさせる場合、
「はいっ!これをすれば、
今日の勉強は終わりだから…」
と、勉強の最後にするのがお薦めです!

そうすると、
「よしっ、これをやれば勉強は終わりだ!
(ゲームが出来る!?)」と思って、
子供は集中してやりますから…(;^^;)

集中して解き、
ミスも少ないかもしれませんよ(^_-)

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