私は一人っ子で、
祖父、祖母、父、母の5人家族でした。
小学校3年生くらいまでは、
家から帰ると、
学習机の上に、母の手書きの
漢字練習と計算問題が置いてあり、
毎日、それを解いてから、
お友達と遊びに行く日々でした
我が家の息子も
小学中学年くらいまでは、
同じような感じでしたね
(手書きではなく、
市販の問題集ですが…)
私の場合は、
母が忙しくなったこともあり…
(自宅で、茶道、華道を
祖母と一緒に教えていました)
小学中学年以降は、
勉強も身支度も全て自分でしていました。
(食事は手をかけてくれて、
毎食、おかずが6,7品並んでいました。
私は2品くらいですが…(ToT))
なので、正直…
辛い面も多くありました。
“忘れ物をしても持って来て貰えない”
“友達とトラブルがあっても言えない”
“夏休みの宿題も全て1人でやる”
など…
小学生なので、
全て自分でやるには、負担が大きく、
失敗したことも多々あったと思います。
我が息子には
そういう思いをさせたくないと思い…
息子が小学校時代には仕事をセーブし、
なるべく子供と一緒にいるようにしました。
(なので、デザインの仕事も、
在宅勤務で続けてきました)
おやつを用意したり、
勉強のサポートをしたり…
息子との時間を
とても大切にしてきたと思います。
今、育児の終わりに近づいてきて…
自分と息子の、
親から受ける影響の違いについて、
色々と思うことがあります。
確かに、
私は一人っ子とは思えないくらい
幼い頃から自立し、
親のアドバイスがなくても
一人で何とか乗り切ってきました。
ですが、大学生や社会人になっても
足りない部分が多く…
非常~に痛い目に合い、
多くの失敗や辛い思いもしました。
半世紀以上も生きてきて、
最近ようやく「そつがない」などと、
嬉しいお言葉も頂くようになりましたが、
若い頃は失敗だらけでしたね…
(自画自賛ではありますが…)
かなり自己学習をしてきたと思います。
息子には、
そういう思いをさせたくないと…
「転ばぬ先の杖」方針で
ずっと育ててきました。
そのお陰で、あまり大きな失敗も挫折も、
そして傷つくこともなく…
息子は高校3年生になりました。
もうそろそろ育児が終了かな?
という、この時期に来て…
不安なことがあります。
それは、息子は今後…
どれだけ自己学習が出来るのだろうか?
ということ。
高校卒業までは、
いくらでも親がサポートすることが出来ます。
ですが、
親元を離れ、大学生になれば、
今までのようにサポートすることは
出来ません。
あまり大きな失敗も挫折も
傷つくこともなく、ここまで来たことが、
果たして良かったのだろうか?
と、思うんですよね
私は、
小学校、中学校、高校時代も…
とても人間関係で苦労しました。
なので、大学生以降は
自分なりに処世術を身につけ、
“上手に世渡りをしてきた”と思います。
息子にも、
「自分がされて嫌なことは
他人には絶対にしないこと」と、
耳にタコが何匹も出来るくらい!?
言い続けたので…
友達も多く、
協調性もあるようですが、
なにしろ…今まで、
大きな挫折をしたことがありません。
“辛いこと”も、なかったと思います。
(本人もそう言っています(>o<))
この先、辛い思いをした時に、
果たして対処していけるのだろうか?
壁にぶち当たった時に、
我が身を反省し、
ちゃんと自己学習出来るのだろうか?
自分と違う意見も
受け入れることが出来るのだろうか?
と、心配です
今から思えば、
「転ばぬ先の杖」ではなく…
「転んだ後に起こしてあげる」
育児をすれば良かったかな~と思いますね
(今更、もう~遅いですが…)
子供が傷つくのって、
あり得ないくらい悲しいですよね~
特に、小学生くらいまでは…
男性の教育者の方々は、
“手をかけすぎると弱い子になる”とか
“失敗も経験だ”とか
“挫折は財産になる”と言いますが、
自ずから子供に失敗させる母親なんて
どこにいます?
挫折した我が子をみて、
あ~財産になったって思う母親が
どこにいます?
私には出来ないです…(。・_・)
今も、この先も、死ぬまで…
我が子には、無事平穏で
幸せでいて欲しいと望むのが
母親だと思うんですよね~
ですが、
男性の教育者の方々が言う、
“手をかけすぎると弱い子になる”
というのも、一理あると思う…
今日この頃です
“自己学習が出来る子供に育てる“
それも、大切な事ですよね
どのくらい手をかけて、
どのくらい子供に関与するか…
丁度良い”塩梅(あんばい)”を考える。
難しいですが…
それを少し意識するだけで、
偏りを防ぐ効果があるかもしれません。
子供の年齢に応じて、
気づくこと、感じることは異なります。
我が家の育児も終盤に近づいてきた今…
思うことや反省することをお伝えして、
皆さんの育児に参考になれば
嬉しく思います
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