今朝読んでいたDIAMOND ONLINEに、
脳科学者の中野信子さんの記事が載っていました。
中野信子さんは、
さんまさんの番組にも出演されている
有名な脳科学者ですが、
私が読んだ記事の内容は、
“頭のいい人が「ニコニコしながら主張する」納得の理由”
を中野信子さんが解説したものです。
(引用すると、一言一句変えないように
載せる必要があり、とても大変なので
興味がある方は、原本を読んで下さいね)
中野信子さんは、
“頭のいい人がビジネスにおいて
どのように人と接するか”について
書かれていたのですが、
それが、
親が子供と接する時にも
ピッタリ当てはまると、私は感じました。
その内容とは、
「相手を尊重することで、
有効的な関係が長続きする」というものです。
ポイントは、
・相手を責めない
・卑屈にならない
・「私」を主語にする言い方に徹する
の3つです。
これを育児面に置き換えて考えてみると…
相手を責めないというのは、
「また、宿題が出来ていない」
「どうして、片付けをしないの?」
「いつになったら勉強するの?」など、
“あなたが悪い”という内容は言わない
ということです。
卑屈にならないというのは、
「お母さんはこれだけ一生懸命、
あなたのサポートをしているのに…」
「あなたの為を思って言ってるのよ」
「どうしてこんなに言っても分からないの?」
など、
“親は頑張っているのに…”という内容も
言わないということです。
3つめの
「私」を主語にする言い方に徹する
これが一番のポイントです。
「これだけ勉強しなくて、
あなたは将来のことをどう思っているの?」
とか、
「どうしてあなたは勉強しないのっ?」と、
子供が主語の言い方をするのではなく…
「お母さんは、
もうすこし勉強して成績が上がった方が
将来色々な職業を選べると思うよ。」
とか、
「この問題をもう一回解いた方が、
お母さんは次ミスしないと思うよ。」
とか、
「この点数…
お母さんはちょっと悲しいなぁ~」
とか…
「私」を主語にする言い方をすることが
秘訣だそうです
(笑顔でいうこともポイント(*^o^*))
ねっ
育児にも
ぴったり当てはまると思いませんか?
育児…
つまり子供と接することは、
ビジネスで人と接するよりも、
より高度なスキルが必要だと思うんですよね。
その理由は、
ビジネスで接する相手は大人であり、
ましてや、
仕事や金銭が絡んでいるのですから、
ある程度は我慢もし、
大目にみることもあるでしょう。
ですが、育児の場合は、
相手は子供です。
精神面が発展途上な上に、
寝食を共にしている家族ですから
甘えもあります。
なので…
ビジネスで人と接するよりも、
家で子供と接する方が、
摩擦が生じやすく、
喧嘩になりやすい
そして、仕事上では、
よほど腹に据えかねた場合、
縁を切ることも出来るでしょうが、
子供の場合は、
当然…それも出来ません。
関係が悪化しても、
距離を置くことも出来ず、
必然的に、
毎日顔を合わすしかありません
つまり、子供を育てることは、
どんなビジネスよりも、
一番高度なコミュニケーション能力が必要
なのかもしれませんね
ちなみに…この方法は、
自分の意見を冷静に伝え、かつ相手側の立場をも考慮したコミュニケーションを体得するための、心理学を使った方法(アサーション・トレーニング)だそうです。
日々、育児で
このトレーニングを行っていれば、
育児が終わった頃には、
ハイスペックな
コミュニケーション能力が
身についているかもしれませんよ~(^_-)
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