本当に必要な幼児教育

幼児教育とは…

ウィキペディアで調べてみると、
「一般に教育段階において、
小学校などの初等教育より
前の段階にある教育のこと」

と、書いてありました。


幼稚園児さんになると、
どんな習い事をさせようか、
何を勉強させようか、
どんな経験をさせようか…

親は色々考えますよね(^_-)


その時、
“何を基準に選択しますか?”



うちの息子は、幼稚園の時、
サッカーとお習字を習っていました。


それを選択した理由は…

サッカーは
協調性と体力を身につけるため
であり、

お習字は
字が綺麗だとイケメンに見えるから!?
と思ったのもありますが…



字が綺麗であって欲しいと思った
一番の理由は、

手紙を書く時、
レポートを書く時、
履歴書を書く時、などなど…

全て相手に読んで貰うために、
書きますよね。 



その時に、あまりに汚い字だと、
“相手に失礼になる”
こともあるのではないか?

と考えたからです(^▽^)

 

綺麗な字を書けることは、
人とのコミュニケーションにおいても、
大きなメリットであると思います!




幼稚園の頃、
子供5人で、親も一緒に遊びに行く
機会がありました。


部屋の中で遊ぶために、靴を脱いだとき、
うちの息子だけ
靴をちゃんと反対に脱いでいました。



それを見た、お友達のお母さんが、

「そういう事を教えてるんだね。
基本だと分かってるけど、
毎回注意するのが面倒で、
出来ないなあ~(´д`)」

と言っていました。



私は、息子が幼稚園に上がる前から、
“靴は揃えて反対に向けて脱ぐこと”
と教えてきました。



ただ単に…

“靴は反対に向けて脱ぎなさい!”
と言うのではなく、

「靴を揃えていないと、
玄関がごちゃごちゃになってしまうよ。

次に入ってきた人が
嫌な思いをしてしまうかも。

自分の靴が他人に踏まれたり、
蹴られたりするのも嫌だよね。

自分も他の人も、
気持ちよく感じるように
靴はちゃんと揃えようね(^^)」

と、周りの人のためにも、
自分のためにも必要な事だと、
理由を説明して、教えました。



また、幼稚園の頃、
夏休みや冬休みの平日は
よく二人でお出かけしました。

車で出かけることもありましたが、
電車やバスなどもよく利用しました。


その時、
“座席に上がるときは、靴を脱いでね。
次座った人が汚れると可哀想だから”

“バスや電車は、降りる人が先だよ。
全員降りてから、乗ろうね”

“混んでるときは、なるべく立っていよう。

おじいちゃんや、
おばあちゃんが座れるように”

“バスを降りるときは、
運転手さんに”ありがとう”と言おう。
上手に運転してくれたからね”

など…


電車やバスを利用するときのマナーを、
理由も含めて教えてきました。



デパートに二人で買い物に行ったときも、

“エスカレーターは左側に乗ろう。
急いでる人が右側を通っていけるように”

“エレベーターが混んでるとき、
ボタンに近ければ、
「何階ですか?」と聞いてあげると
人を押しのけてボタンを押す
必要がないよね。”



食事に行ったときも、
“帰るときには
「ごちそうさまでした」と言おう。

作ってくれた人に
感謝の気持ちをこめてね”

“携帯や本を読みながら
食事をするのはダメだよ。
作ってくれた人に失礼だからね”

などなど…



小学校に上がる前に、
多くの場所へ一緒に出かけて、
様々なシチュエーションでの常識を
その理由と共に教えてきました。



その理由は…
どんな職業についても、
人間関係のない仕事はありません。

勉強が出来て、良い大学を出て、
高い能力があったとしても、

人と上手くコミュニケーションが
取れない人は、
その能力を生かすことが難しいでしょう。



そして、
そのコミュニケーションの根本が、
マナーや常識だと思っています。



リトミック、英会話、水泳、サッカー、
そろばん、塾、習字、バレエ、ピアノ…

幼児教育といえば、
これらを思い浮かべる方が大半でしょうが、

一番大切な幼児教育は、
当たり前の事として、
身体に染みつく幼い時期に、

常識やマナーを、
体験と共に教えることではないでしょうか?



それが、
小学校、中学校、高校、(大学、)
お子さんが勉強した事を、

最大限に生かすための
基盤となってくれると思います





そして、もう一つ…

自然にふれあったり、
食事の場面で命の尊さを学ぶことも

とても大切な幼児教育だと
思います。


公園でアリの行列を観察して、
「アリさんも頑張ってるんだね~
踏み潰さないようにしようね。」
とか、

「お魚を食べるときは、
最後まで綺麗に食べよう。
尊い命を頂いているのだから…」
とか、

素直に話を聞いてくれる幼児期に
ちゃんと親が教えることが
必要だと思います。



私が指導している小学生さん。
今年の課題図書の絵本を読んで、

「虫の標本を作ったということは、
全部虫を殺してしまったんだね。
可哀想に…」
と言っていました。

「死んでいた虫を
標本にしたんじゃないかな?」
と答えましたが、

彼女の優しさと
ご両親の愛情を感じました(*^o^*)



この時代、
顔が見えないことをよいことに、
SNSで平気で他人を傷つける人がいます。

平気で他人を誹謗中傷したり、
嫌がらせを書いたり…


そういう人は、
幼い頃にマナーや命の尊さを
学ばなかったんじゃないかな?



顔が見えない相手だからこそ…

より慎重に、書いて良いことと、
悪い事の区別をする。

それが常識であり、
人としてのマナーだと思います。



顔が見えない相手だからこそ…

余計に、相手を傷つけないように、
優しく接する。

それが他人の命を重んじる
ということだと思います。



幼い頃から子供にマナーや
命の尊さを教え、

社会全体が
思いやりのある優しい世界へ
成長していって欲しいと思います。


それが、
きっと自分の子供の幸せにも繋がる
と私は思います(*^o^*)

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