最近は、夏休みの宿題の読書感想文も
自由提出の学校も多いようですが…
うちの息子の学校は、夏休み、冬休みとも
読書感想文の宿題が必須でした。
そして…小学6年間、私が代筆しました(;^^;)
(今思えば、自分で書かせたら良かったなぁ~
と、反省しています(>o<))
代筆した理由は、もちろん…
自分で書くと時間がかかるから。
私が読書感想文を書くと、
原稿用紙3枚分くらいでしたら、
30分くらいあれば書く事が出来ます。
が、息子に自分で書かせると、
丸1日仕事です(ToT)
“読書感想文が苦手!”
という子供さんは多いですが、
普通の!?読書感想文であれば、
簡単に書く事が出来ます。
書く内容は、
・この本を選んだきっかけ
・本のあらすじ
・感動した場面
・読んだ感想
“読書感想文の書き方”でググると、
大抵、上記の4項目を書きなさい
と出てきます。
私も息子の代筆は、
この構成で書きました。
代筆で難しいのは、
如何に下手に書くか?
ということ(;^^)
特に下手に書く必要があるのが、
本のあらすじです。
本のあらすじは、
小学生が自分で書こうと思えば、
至難の業です。
あらすじを書くというのは、
いわば、本を要約すること。
国語のテスト問題の短文でさえ、
要約するのがままならないのに、
100ページから300ページもある
一冊の本を、「原稿用紙1枚程度に
要約しなさい」と言われても、
それには、かなりの技術が必要でしょう。
なので、この部分は
本の表紙裏や裏表紙に書いてある
解説やまとめを参考にします(^▽^)
そうして出来上がる感想文は
以下のような感じです。
《「十五少年漂流記」を読んで。
僕は、十五少年漂流記を読みました。
この本を選んだ理由は、
表紙の絵を見て
面白そうだなあと思ったのと、
冒険物の本が読みたかったからです。
この本は、
8才から15才の少年15人が
一隻のヨットに乗って漂流し、
たどり着いた無人島で、生き残るために、力を合わせて頑張るお話です。
無人島では……
(無人島での出来事をかいつまんで書く)
僕が一番びっくりしたのは、
海岸で大きなウミガメを見つけた
ところです。ウミガメは水族館では
見たことがあるけれど、
人が乗れるほどの大きさでは
ありませんでした。
20㎏以上の肉が取れた?
「えっ食べちゃったの?」と
少し可哀想な気がしました。
最後の悪人達を倒す場面は
ハラハラしました。
なぜなら…
(その場面の様子を交えて
ハラハラした理由を書く)
最後に、家族の元に戻ることが
出来て、安心しました。
2年間も行方が分からなかった
子供達が帰って来て、
お父さんお母さんはどんなに
嬉しかっただろうと思いました。》
と、こんな感じの読書感想文が
出来上がります。
まあ~可もなく不可もなく
何の面白みもなく…(>o<)
普通の感想文ですよね!
(それでも、毎回入選し…
いつも賞状を貰って来ました(゚ロ゚))
「とりあえず、書き終えたい(TT)」
と思う場合は、
これでも良いと思います。
ですが、
“文章が上手になりたい”
“上手な感想文を書きたい”
“入選よりも上を目指したい”
と思う場合は、
こんなありきたりな文章では
ダメですね(>o<)
人に「おっ!!」と思わせる
感想文を書くポイントは、
まずは出だしを工夫すること。
上の
“僕は十五少年漂流記を読みました。”
から始まる時点で、
もう~ダサいです(。・ω・。)
《「十五少年漂流記」を読んで。
「ドニファンたちを、
助けに行こうじゃないか?」
ブリアンのこの言葉が
僕を感動させました。
悪人が七人も島に上陸し、
自分たちも動けば危ない。
そんな状況でこの言葉が
出るだろうか?
僕なら…
(自分ならどうするかを書く)》
こんな書き出しのほうが、
ずっと格好いいと思いませんか?
いつもは、
“僕は、(私は、)”から
始まる書き出しを、
自分なりに工夫することで、
ワンランクアップした
感想文になりますよ~(^▽^)
中学生、高校生の場合は、
自分なりのテーマを決めて書くと
良いと思います。
私は、週に5日くらいブログを
書いていて、
その文字数は1700字~2500字程度。
つまり、400字詰め原稿用紙
4枚~6枚分くらい。
それを1時間から2時間くらいで
書き上げます。
そのぐらいの文章量を書く事は、
全く苦痛ではありません。
なぜ、2000字前後の文章が
よどみなく書けるのか?
それは、
テーマが決まっているからです。
今日は”読書感想文の書き方”が
テーマですが、
それが”数学の勉強について”
だったり、
“英語の勉強について”だったり…
自分が決めたタイトルに基づいて
書くので、
スラスラ内容が出来てきます。
“英語の勉強について”であれば
息子の勉強内容や
家庭教師としての指導方法、
自分が経験した具体例を交えて、
意見を書くわけです。
読書感想文も、そんな書き方で
良いと思うんですよね。
「本の内容に沿って、
その感想を書かないといけない」
と思うから、
感想文が苦手な子供さんは、
ペンが進まないのもあると思います。
例えば…
《「読書感想文の書き方」を読んで。
僕は読書感想文が苦手です。
本を読むことも好きではありません。
なので、
課題図書を見ても、読みたい本がなく、
まずは読書感想文の書き方を勉強しようと
この本を読んでみることにしました。
だれでも簡単に読書感想文が書ける
と、本の帯に書いてありましたが、
本当に簡単に書けるのか半信半疑です。
…………》
と、読書感想文を書く過程を
文章にしてみたり……
《「うまやのそばのなたね」を読んで。
“なたね”というのは菜の花のことです。
この挿絵を見ると、
幼稚園の頃におじいちゃんの家の側に
あった菜の花畑を思い出します。
おじいちゃんの家は、
田んぼの真ん中にあります。
春に遊びに行った時、
田んぼの一角が真っ黄色で、
そこだけが遠くからでも目立っていました。
近づいてみると、
可愛い菜の花です。
何百本?いや何千本あるでしょうか。
上にはモンシロチョウが飛んでいて、
そこだけがまるで
童話のワンシーンのようでした。
…………。》
と、自分の体験をメインに
書いてみるのも、
オリジナリティのある感想文に
仕上がるコツだと思います。
(近くにあった
“うまやのそばのなたね”の絵本を
例に、書いてみました(^▽^))
息子が小学3年生の時に、
「そろそろ自分で書いて貰おうか」
と思い、
読書感想文講座に一緒に参加しましたが、
テンプレートを渡されて、
①本を読んだきっかけを書く
②本のあらすじを書く
③内容で気になったことを書く
④どうして気になったのかを書く
⑤今後に向けた抱負
を、書いて下さいね~
と言われましたが…
いやいや、それが書けるなら、
普通に読書感想文も書けるし…
それが書けないから、
講座に来たんだよね~
と思いました( 。-_-。)
(息子の代筆をしていた私が言うのも
おかしいかもしれませんが…)
読書感想文を書く事は、
文章を書く練習をする良い機会だと
思います(*^o^*)
“読書感想文”の形式に捕らわれず、
自由に書く事が、
“文章を書くことが好きになり、
文章力アップに繋がる”
そして…
“格好いい読書感想文を書く方法”
だと、私は思います(*^o^*)
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