3月始め、
息子は公立中高一貫校を
無事卒業しました。
コロナ禍で、
在校生の出席もなく、
吹奏楽部や合唱部の演奏もなく、
親も1人しか出席できず、
1人1人に卒業証書を手渡されることもなく…
少し寂しい卒業式でした。
そんな状況下でも、
いきものがかりのYELLがかかる中、
卒業生が退出する場面になると、
6年間の様々な出来事が思い出され…
涙が溢れてきました。
本当に色々な事がありましたが、
多くの素晴らしい先生方や友人達に恵まれ、
とても有意義な6年間だったのでしょう。
この学校に進学して良かったと、
息子も心から思っているようでした。
私も先生やお友達に感謝していますし、
この学校に通えたことは、
とても幸せな事だったと思います。
高校卒業後の3月始め、
国公立大学の発表がありました。
(地方の国公立大学の発表は
もう少し前にあります。)
有り難いことに…
息子も合格を頂きました。
発表を見て、第一声が
「合格してるなぁ~( ̄0 ̄)」
共通テストがプレ模試よりもかなり悪く、
総合型選抜試験(共通テストアリ推薦)で
第一志望校が不合格となり、
志望校のランクを落として、
二次試験を受けました。
息子は合格発表を見ても
全く嬉しそうな様子はなく…
真剣に浪人を考えているようでした。
「やっぱり、一年浪人して、
第一志望校を受けようかなぁ~」
「共通テストで、国語を古典からでなく
現代文から解いてさえいれば、
プラス80点あったから、
余裕で第一志望校に合格出来たのに…」と、
いつも弱音を吐かない息子が、
ぽつりと言っていました。
今回の共通テストで難易度が上がった
数学も英語も目標点数をクリアしていました。
ただ…国語を受験のセオリー通り、
古典から手を付けたところ、
古典が難しすぎて時間を取られ、
現代文は簡単だったのに、時間が足りず
ほとんど書けなかったようです。
可哀想で本人には言えませんでしたが…
古典が難しいと感じた段階で、
現代文から解く柔軟性があれば良かった。
そういう柔軟性も能力の内であり、
それが息子には欠けていたのだと思います。
しかし…私は長年の人生経験から!?、
学歴だけが人生を左右するわけではないと
思っているので、
ご縁を頂いた大学に進学し、
与えられた環境の中で、
また夢を目指して頑張るように話をしました。
同じ大学を出ても、その後の努力により…
大きく進む道が異なること。
出身大学以上の活躍をする人もいれば、
せっかく良い大学を出ても
それを生かすことが出来ずに
終わってしまう人もいること。
私の高校の同級生で、
高校時代の成績は下位のほうで、
地方の国立大学に進学しましたが、
就職後、オーストラリアの大学に留学し、
帰国後、京都大学大学院へ進学、
今は京都大学で教鞭を執っている人の話。
大学名は履歴書の一文にしか過ぎず、
それにこだわり過ぎて
人間の本質を見ないような人間や企業は、
それこそ…
あまり信用出来ないんじゃないのかな?
まずは、日々努力して、
中身のある人間になることが大切だと
母は思うと話をしました。
息子も納得してくれたようで…
「4年間頑張って、必ず法科大学院へ行くから、
母さんも頑張って働いて稼いでよ」
と言っていました(。・_・)
合格した大学へ行くように
息子を説得しましたが、
第一志望校を目指して
6年間頑張ってきたわけですから、
1年浪人して
第一志望校へ進学したいという気持ちは
痛いほどよく分かります。
正直…
私も、息子に第一志望校に合格させて
あげたかった…
そして、努力の末に、
無事、第一志望校に合格された方々は
とても素晴らしいと思います(*^o^*)
ですが、
希望通りの学校へ進学できなくても、
それで終わりではなく、
チャンスはまだまだありますし、
夢に向かって努力すれば、
多くの可能性が広がっていくのでは
ないでしょうか?
本当に…”試験は水もの”であり、
何が起きるか分かりません。
息子と同じように、
予想した結果にならなかった子供さんも
大勢いることでしょう。
ですが、それを”失敗”と捉えず、
今後の人生への教訓だと考え、
気持ちを切り替えて、
また前を向いて進んで欲しいと
思います。
人生は長いです。
何が福と転じるのか?
何が災いと転じるのか?は
この先の生き方によって
変わってくるのではないでしょうか?
息子も、
今は、気持ちの切り替えも出来、
新生活をとても楽しみにしているようです。
息子も含め、
新しい学校へ進学する子供達が、
楽しく有意義な学校生活を過ごせますように☆彡
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